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運に頼るよりもはるかに効果的! 「理想の自分」に近づく3つの習慣
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運に頼るよりもはるかに効果的! 「理想の自分」に近づく3つの習慣

2020-05-18 06:00
    人は誰でも、成功願望を持っているもの。でも思いどおりにいかないことが多いのが人生。

    「より多くのことを成し遂げるすべを学びたい」、「大きな夢や目標を実現する方法を知りたい」、「なれる最高の自分になって社会に貢献したい」

    この3つのどれかに当てはまるなら、『理想の自分をつくる100の法則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が役に立つかもしれません。

    理想の自分をつくる100の法則

    1,650円

    購入する

    本書はフランス出身の著述家でありライフコーチでもあるティボ・ムリスさんが書いたもの。

    一橋大学大学院でMBAを取得し、栃木県庁と岐阜県庁のフランス国際交流員として日仏の文化交流に尽力したのち、東京のコンサルティング会社で経営コンサルタントとして勤務。本書には、そんなムリスさんの多彩な経験から導き出されたヒントがいっぱい詰まっています。

    そんな『理想の自分をつくる100の法則』から、運に頼るよりもはるかに効果的な習慣を一部紹介します。

    1.まずは自分をよく知る

    ムリスさんは、「多くの人が成功するには運が必要だと思い込んでいるけれど、そのような期待を抱くことに重大な問題がある。何もせずに運よく突破口が開ける日は、おそらく永遠に来ないから」と言います。

    宝くじが当たったら、自分の制作したものが著名人の目に留まったら……そんなふうに夢見がちな私たちを、ハッとさせる言葉です。ムリスさん曰く、行動し続ける人だけが成功を手にできるのだそう。

    では、なにから始めたらいいのでしょうか? その第一歩が、自分をよく知ること。自分を知れば知るほど、最高の自分になるための機会が得られるため、内面を見つめることは成功への起爆剤になるのだとか。

    自分をよく知るとはどういうことか説明しよう。

    自分の強みと弱みを知る 自分にとって大切なこととそうでないことを知る 自分の感情を抑圧せずに認める 自分の意欲をなくすような考え方を見きわめる 自分の盲点と先入観を知る

    『理想の自分をつくる100の法則』41ページより引用

    そのためには、「自分をよく知れば、自分の人生にどんな影響を与えるか?」「自分がよく経験するネガティブな感情は何で、その原因は何か?」を自分に投げかけるといいそう。こうして、客観的に自身を見つめることが大切なのですね。

    さらに、自分にとって大切なものを知ることも重要だとムリスさん。

    それは価値観が、毎日の生活の中でたえず行なっている“決定をくだす”という行為の明確な基準となるから。

    「要するに、価値観が明確なら、自分の人生を改善するために時間と労力を費やすことができるということ」と、本書では自分が正しいと信じる価値観のもと、それを推進する生き方がすすめられています。

    選択する内容で進むべき道が変わってくるのは明白で、常に健全な決定をくだす能力が人生の方向性に大きな影響をおよぼすというのにも納得です。

    2.「自分はできる」という自信をはぐくむ

    もしなにかにつけて、「私にはできない、無理だ」と思ってしまっているなら、その後ろ向きの考えを改めるべき。

    ムリスさんによると、人生で何を成し遂げるにせよ、その出発点は「自分はできる」と信じることだから。

    そう信じると、「どうすればいいか?」を自問するようになり、それが成功への旅の始まりなのだとか。

    「どうすれば理想的のパートナーに出会えるか?」「どうすればお金をもっと稼ぐことができるか?」など、成功者はよりよい質問を自分に投げかけているもの。そして、その結果として大きな成果を上げているそう。

    また、同様に成功者がしていることのひとつがイメージトレーニングで、「想像力は最も貴重な資産のひとつで、意志力よりも強い力を持っている」とムリスさんは言います。

    成功者はたえず理想の未来を想像し、理想的な状況が現実になるようにすばやく行動を起こしているのです。

    提案
    自分の最大の夢や目標を選び、それを実現できるという信念を持ち、その理由を書き出し、その目標に向かって前進するためにできることをすべて書き出そう。

    毎日数分間、自分が人生のすべての分野で成功している状況を想像しよう。
    『理想の自分をつくる100の法則』91、113ページより引用

    ポジティブな思考を持つことで成功に近づけるなんて、素敵ですね。すぐにでもこの習慣を取り入れたいものです。

    3.投げ出さずに物事をやり遂げる

    本書でムリスさんは、生産性についても注目しています。生産性とは重要課題に取り組んでしっかりと仕上げることを意味します。そこで生産性を飛躍的に高める方法のひとつに、「気を散らすものを排除する」ことがあげられています。

    SNSやメールなど、現代社会では気を散らすものはいたるところに存在しますが、ある研究によると、オフィスで働く人は1日に平均74回もメールをチェックしているそう。

    ほかの研究では、従業員がわずか11分ごとに仕事を中断していることがわかったのだとか。生産性が上がらずに悩んでいる人が多いのも不思議はないですね。

    「集中力を高めて生産性を向上させるには、気を散らすものを排除して中断をできるだけ減らす工夫をしなければならない」とムリスさん。

    集中力を研ぎ澄ますためには、休憩を取らずにひとつの課題に45分から60分連続で取り組むのがいいそう。

    また、中断を減らすために同僚に特定の時間帯は邪魔しないよう伝える、携帯電話の電源を切るなどといった対策をとるのも効果的! 意識的に集中できる環境を作るべきなのです。

    そのほかに生産性を高める方法として、“毎日のたゆまぬ努力”があげられ、人生のどの分野においても向上することができる8つの習慣も紹介されています。

    朝、重要課題に取り組む。 目標を読み返す。 日々の目標を設定する。 瞑想をする。 感謝の気持ちを持つ。 運動する。 やる気がわいてくる本や記事を読む。 内省する。

    『理想の自分をつくる100の法則』116、117ページより引用

    これからの半年、1年、5年、10年と毎日これらの習慣を実行することで、人生に勢いがもたらされることは想像に難くないですね。

    紹介したものを含め、本書には100の法則がそれぞれ見開きでまとめられているため、興味のある項目から読むこともOK。空き時間を利用して読むにもぴったりです。よりよい人生を望んでいるのであれば、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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    理想の自分をつくる100の法則] image via shutterstock

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