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domさん のコメント

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dom
明確なルールが無い代わりにお互いにほんのちょっとの無理 をし合っての助け合いがあった社会と
明確なルールで運営される社会 が交差した時代だったのだと思う。

自分がほんのちょっとの無理をして助け合いをするのは当然という自己犠牲精神がある反面、他人もちょっとの無理して助け合うのは当たり前だという価値観もまた持っていた。 だから『自分にとってほんのちょっと程度』と思う無理を当たり前のように明確なルールで運営される社会、つまり様々なお店やサービスに対して要求してしまう。
 それがオバタリアンの図々しさの正体ではないだろうか?
No.9
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「おばさん」をキーワードに、揺らぐ年齢観や女性の価値観の変化を、 歴史社会学者の田中ひかるさん がつづる連載、第9回目は、「おばさん」という呼び方のニュアンスを変えた理由を、あるブームから紐解きます。 「オバタリアン」が流行語大賞を受賞 この連載では、「おばさん」と「オバサン」を適宜使い分けてきました。 “他意”なく中高年女性を指す場合は「おばさん」、“他意”がある場合は「オバサン」 です。 「おばさん」を「オバサン」と書き換えなければならないほどに、そのニュアンスを大きく変えたのが、 1990年代の「オバタリアン」ブーム です。 「オバタリアン」という言葉は、「おばさん」と1986年公開のホラー映画『バタリアン』(Battalion=大群)の合成語で、堀田かつひこさんの4コマ漫画『オバタリアン』で使われたのが最初です。 『オバタリアン』は『まんがライフ』(竹書房)などに連載されたあと、1988年から1998年にかけて単行本13巻が刊行され、テレビアニメも製作されました。作品では図々しいオバサンの生態がおもしろおかしく描かれ、 「オバサンは図々しい」というイメージが定着 してしまいました。 世の中がなんとなく「オバサンて図々しいよね」と感じていたところへ、『オバタリアン』がお墨付きを与えた形です。共感が共感を呼び、ブームとなったことは、「オバタリアン」という言葉が 1989年の「新語・流行語大賞」で流行語部門の金賞を受賞 したことからもわかります。 なぜ「オバサンは図々しい」とされたのか 「オバタリアン」ブームが始まった1990年前後といえば、“団塊の世代”の女性たちが40代半ばに差しかかった頃です。この世代の女性たちは、 20代前半にウーマン・リブの洗礼を受けているため、上の世代に比べると男女同権意識が強い と言えます。「女は一歩下がって男に従うべき」という考えの人たちには、図々しく映ったのではないでしょうか。 また、「図々しい人」はどの年代にも一定数いるはずですが、 “団塊の世代”の場合は母集団が大きい ため、「図々しい人」の人数も多かったのかもしれません。さらに、この世代の女性たちは、積極的に社会へと出て行ったため、目立ったということもあるでしょう。 『女性の呼び方大研究――ギャルからオバさんまで』(三省堂、1992年)の著者遠藤織枝さんは、社会が豊かになり、時間に余裕のある主婦たちが、生協や産直共同購入を始めたり、市民運動に関わったりと 「マス(集団)」として社会に関わるようになったことで、「オバサン」が目に付くようになった と述べています。 「オバタリアン」ブームの頃に比べれば、最近は「オバサンは図々しい」という偏見はあまり聞かなくなりました。それは、女性が社会に出て男性と対等に働くことが当たり前になり、女性が“男性のように”主張したり、行動したりすることを 「生意気」「図々しい」と捉える人が少なくなったから でしょう。 おばさんて誰のこと? なぜ「おばさん」と呼ばれてギョッとするのか 「プチ整形」が「整形」でなくなる日 田中ひかる(たなか・ひかる)さん 歴史社会学者。1970年、東京都生まれ。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行っている。近著『明治を生きた男装の女医―高橋瑞物語』(中央公論新社)ほか、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』(集英社新書)、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)など著書多数。 公式サイト image via Shutterstock
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