気づけばあっという間に12月。

室内などで長時間浴び続けた暖房の影響で、肌が乾燥し、ダメージの蓄積によりバランスが崩れ、さらには、ターンオーバーも乱れがちになっています。

メラニン色素が増えるのは、肌を紫外線から守るためなのはご存じの通りですが、肌を乾燥からガードしようとすると、同じように角質も蓄積していきますので、ごわつきが気になる方も。また、乾燥のしすぎでフェイスラインが炎症を起こすこともあり、気づけば敏感肌になってしまっている人もいます。

さらには気候の変化に身体がなれないことや、味覚の秋を満喫しすぎた食べすぎなどにより、12月は疲れを溜め込みやすい時期のため、そのダメージが肌に現れやすいのです。

冬の乾燥した空気は、肌ダメージだけではなく、呼吸器系などにも大きな影響を及ぼします。喉や鼻の粘膜が乾燥すると免疫力が落ちるため、風邪を引きやすくなりますので、いろんな意味で、日頃から適正な湿度を保つように注意が必要ですね。

ちなみに、一般的に言われる理想の湿度は45%〜55%。私はひと部屋に必ず1つ加湿器を置き、なるべく湿度を55%程度に保つよう気をつけています。

そんな季節の肌ケアは、湿度に注意しながら、怠らずに日々しっかりと保湿しておくことが大切です。保湿パックで水分と油分をバランスよく補給し、うるいのあるしっとりとした艶肌になりましょう☆
●うるおいヴェールで包む! ハニー&ワインのうるうるパック
肌の内側と外側のダブルでうるおいがキープできるパックケアをご紹介します。

<材料>
・ハチミツ:大さじ2
・赤ワイン:小さじ2
・精油

<レシピ>
(1)赤ワイン小さじ2にハチミツ大さじ2を加え、良く混ぜます。
(2)お好みの精油を2滴加えます。
(3)パックが少し(8割程度)乾いてきたら、ぬるま湯で洗い流します。

※パックは作り置きせずに使い切ります。また、アルコールに過敏な方はワインを沸騰させてアルコールを飛ばしてください。

クレンジング後のバスタイムに行なうことで、毛穴が十分開き汚れをさらに取り除き、美容成分の吸収をよくすることができます。保湿効果があり、乾燥が気になる時には特にオススメの美容方法です。顔に塗る際には目に入らないように要注意です(かなり沁みます……)。

ハチミツが空気中の水分を吸収して肌の外側にうるいのヴェールを作り、さらに内側の水分を逃がさないようしっかり閉じ込めてくれます。

ハチミツを選ぶ際には、自然食品店などに置いてある非加熱・未精製のものを選びましょう。また、赤ワインに含まれるブドウ由来のフルーツ酸が角質の新陳代謝を促進することで、色素沈着を解消し、肌を自然に白くします。

ポリフェノールは老化防止や抗酸化、ダメージを負った細胞の修復などの効果も期待できますよ〜♪

text by立川 奈緒子(たつかわ・なおこ)
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オーガニック美容研究家、セラピスト、ヒーラー。プライベートオーガニックサロン&アトリエ『Harmony with Earth』主宰。自身のアトピー・アレルギー体質をきっかけに、化学合成成分を極力使わない一物全体を意識した生活、腸内環境を整える発酵&オーガニック食の提案、成分を見て化粧品を選ぶ大切さを提唱。代替医療&アロマテラピーの専門誌や野菜作りの専門誌などで、8年間編集と取材に携わる。現在、地球のリズムと調和する植物や自然の素晴らしさを伝えることをテーマに、手作りコスメセミナーや五感に働きかける施術のほか、コスメカウンセリング、美容コンサルティング、商品企画、執筆活動などを行っている。【インタビュー】KAGURE holistic beauty【ブログ】http://ameblo.jp/harmony-with-earth/ Twitter、Facebook

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