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自炊&お弁当ライフを格上げする、ごはんが100倍おいしくなる魔法の木箱
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自炊&お弁当ライフを格上げする、ごはんが100倍おいしくなる魔法の木箱

2013-01-04 13:30
    できる限り自炊&お弁当ライフを続けたい今年。欠かせないのが「めんぱ」です。

    めんぱとは、宮崎県北部の山村・諸塚村に古くから伝わる木を曲げて作るお弁当箱のこと。諸塚版・曲げわっぱです。

    めんぱに使われているのは、諸塚の森で育った樹齢80年ほどの地スギ。鉄製のくぎは一切使わず、留め具として樺桜の皮と竹が用いられています。すべてが自然のものなので、さびる心配もなし。10年以上も使えるそうです。

      
    左)樺桜の皮 右)竹のくぎ


    めんぱは、とにかくごはんとの相性がバッチリ。

    めんぱが余分な水分を吸収してくれるので、冷えたご飯もベタッとせず、おいしい状態で保存ができます。

    そして何より驚いたのが、ごはんを入れたまま電子レンジで温められること! 温められたごはんは、ほんのりスギの香りがして、ふっくらとおいしい〜。100倍は言い過ぎかもしれませんが、いつものごはんが格段においしく感じます。

    洗剤を使わずお湯洗いでOK。伝統工芸品というと、丁寧に扱わなければいけないイメージがありますが、お手入れも意外と簡単です。

    こちらのめんぱを作っているのは、宮崎県伝統工芸士・甲斐安正さん。

    自ら古いめんぱを解体し、独学で現在のめんぱを作り出したそうです。

    めんぱ作りを、あくまで「趣味」という甲斐さん。年間で作るのは100個ほど。諸塚産のめんぱは、なかなか手に入りづらいもののよう。

    この貴重なめんぱ、諸塚村の甲斐さんの工房にお邪魔して、自分の手で作ることもできます。

    じつは私も作ってきました!

     



    いかにも職人といった風情の甲斐さんの厳しくも愛ある指導のもと、木材を丸く切り抜いたり、やすりをかけたり、竹串で留めたりと、久しぶりの工作。できない部分は、甲斐さんがサポートしてくれるので安心です。

    自分で作っためんぱは、愛着が湧くもの。家に帰ってからも、ごはんを多めに炊いては、めんぱを愛用しています。

    宮崎まで作りに行けないという方、甲斐さんのめんぱはこちらから注文できますよ。

    [諸塚産めんぱ]

    text by 渡部えみ
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    グリーンライター。書籍編集、転職・派遣サイト等のコンテンツ企画・制作、心とカラダにいいことを発信するモバイルサイトのプロデュースなどを経験。現在、オーガニックコットンブランドの広報とともに、選ぶのが楽しくなるグリーンでエシカルなモノ・コトを文字で広める「グリーンライター」として活動中。「どうせ選ぶなら、自然にも社会にも、もちろん自分にもいいものを」がモットー。最近念願の手織りを始め、織っている間の“無”の感覚に癒される毎日。

    photo by 編集部



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