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緑茶の新しい飲み方。うまみを凝縮した「茶茶エスプレッソ」
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緑茶の新しい飲み方。うまみを凝縮した「茶茶エスプレッソ」

2013-07-02 23:00

    日本人なら誰でもなじみのある日本茶ですが、近頃は若者の日本茶離れが進んでいるそう。

    でもそれは、日本茶の本当の魅力を知らないだけかも。「自宅で日本茶を入れたことがない」「私は紅茶orコーヒー党だし」という人にこそ、日本茶の魅力を知ってほしい!

    そこで試してほしいのが、日本茶の見方がガラリと変わる、うまみをギュッと凝縮した緑茶のエスプレッソ、名付けて「茶茶エスプレッソ」です。日本茶の新しい楽しみ方を提案している日本茶アーティスト・茂木雅世(もきまさよ)さんに、入れ方を教えてもらいました。

    それは、日本茶の見方がガラリと変わる、うまみをギュッと凝縮した緑茶のエスプレッソ、名付けて「茶茶エスプレッソ」です。日本茶の新しい楽しみ方を提案している日本茶アーティスト・茂木雅世(もきまさよ)さんに、入れ方を教えてもらいました。


    「茶茶エスプレッソ」の作り方

    <材料>
    ・日本茶 ※おすすめの茶葉は「茎(くき)茶」。そのなかでも高級な「かりがね茶」が、茂木さんのイチ押し。
    ・急須
    ・小さいサイズの湯のみ(またはカップ)



    <作り方>
    (1)茶さじ1杯分の茶葉を急須に入れる。茶葉の量は多めに。ティースプーンなら、大きめのものに山盛り1杯くらいが目安。

    (2)沸騰したお湯を湯のみに入れ、湯のみを5秒以上持っていられる温度(60〜65℃)まで冷ます。お湯の量は、茶葉がすべて浸らないくらい少量で(100cc弱)。時間がないときは、お湯を湯のみから湯のみに移して冷ましてもOK。

    (3)急須にお湯を移し、急須を両手で持って1〜2分回してから湯のみにお茶を注ぐ。急須を勢いよく回すと雑味が出るため、ゆっくりと回す。お茶を注ぐときは、茶葉がよく混ざるように急須を何度かおじぎさせ、最後の1滴までしぼり出すようにして入れる。


    いざ「茶茶エスプレッソ」を飲んでみると、これはお茶というよりもダシの味!? のような初体験の味と香りが、口いっぱいに広がります。

    「茶茶エスプレッソを出すと、『えっ、これだけですか?』とあまりの量の少なさにびっくりされます(笑)。味も普通に入れるお茶とはまったく違うので、よく『ダシの味がする』『オリーブオイルみたい』と言われます。2煎目からはお好みで乾燥フラワーやハーブを足すと、香りが変化して楽しいですよ」

    と茂木さん。ちなみに、「茶茶エスプレッソ」がダシの味がするのには理由があります。お茶には苦み&渋み成分の「カテキン」と甘み&うまみ成分の「テアニン」があり、高温ではカテキンが、低温ではテアニンがよく出ます。つまり低温でじっくり入れると、甘み&うまみ成分がたくさん出てダシのような味になる、というわけです。

    茂木さんによると、やっていくうちにいろいろ分かってくるので、まずは細かいルールに縛られず楽しむことが大切だそう。だまされたと思って、ぜひ一度「茶茶エスプレッソ」をゆったりと味わってみてください。


    日本茶アーティスト 茂木雅世,かりがね茶


    photo by Thinkstock/Getty Images

    (マイロハス編集部/篠田)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/07/031056post_2106.html
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