今年も、パリのセーヌ川沿いに人工の「パリ・プラージュ(=パリビーチ)」が7月20日~8月18日の期間に出現します。
セーヌ川がカラフルに染まる
今回で12回を迎えるパリ・プラージュですが、その始まりは、暑苦しいパリの夏に避暑地を作ってしまおうという発想から生まれたもの。普段はグレーの印象のパリ・セーヌ川沿いに、真っ白い砂が敷き詰められ、ヤシの木やトランザット、パラソルにより、カラフルに変わります。
ダンスレッスンやコンサートなどイベントも充実
また、年々イベントの内容も充実してきており、観光客の数も増える一方。パリ・プラージュの出現に先駆けて、付近のl'Hotel de Ville(パリ市庁舎)では、18日~21日の4日間、無料のコンサートが実施され、パリ・プラージュのオープンを豪華に祝います。さらに、7月26日~8月18日の毎週金曜、土曜には、オペラやダンス、コンサートなどのスペクタークルが催されます。
ルーブル美術館をのぞむ橋の近く「Quai du Louvre」では、タヒチアンダンスの体験レッスンが、毎日10時〜12時にかけて行なわれたり、その他バラエティ豊かなダンスのレッスンなど、夏のパリムードを満喫できるイベントがたくさん。
また、「Quai de seine」では、10時~19時までmini golfが楽しめたりと、その催しも場所によっていろいろ。
ただただ、セーヌ川沿いの長い散歩をするだけでも、パリの夏の風物詩を観られる良い機会。セーヌ川の両岸を行き来するシャトルフェリー「navette bateau」(1~2ユーロ)を使って、右岸と左岸を自由に往来するのも楽しそう。疲れたらビーチに腰をおろし、対岸の建物を眺めながらボーッとするのもいいですね。
ちなみに、盛り上がりすぎてセーヌ川で泳いでしまうのはNG。また、トップレスは、禁止されているのでご注意を。
(下野真緒)