こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
男性から愛されたくて、いつも相手に合わせて振る舞ってしまう......。
普段から相手の顔色をうかがってしまい、気づけば「相手に合わせた自分」を愛してもらおうとがんばっている......。
ご相談をいただく中でも、このように自分を抑えて、男性にとっての「いい子」でいてしまう女性はけっして少なくありません。
そして、こうした相談にいらっしゃる女性達の多くは、その結果としてこれまで、何年もプロポーズされなかったり、都合の良い女で終わってしまったり......、という経験をされています。
これは、相手に対して自分の想いや願いを伝えず、自分の意思が伝わっていないため、不満を抱えているにも関わらず、男性が「この女性は僕のことを受け容れてくれるんだ」と誤解することから起きる不幸なんですね。
本当の気持ちを伝えないと、男性は気づけないどんな人間関係であったとしても、相手は私たちが実際に言葉にしたり、表現していることを見て、その人のことを判断します。
例えば、「嫌だと思っているのににこにこ笑っている」というときは、相手は「笑顔のあなた」しか認識することはできません。
また、相手の機嫌を取ろうと相手のことを受け容れてしまっているときは、「自分のことを受け容れてくれる人」という認識になります。
実際に、私たちが心の中でどんなことを思っていようと、たとえ苦しんでいたり、無理をしていても、相手はそこに気づくことができなくなってしまうんですね。
少しずつ素直な自分をだしてみるこのとき、「相手から嫌がられるのが怖くて、NOを言えずに受け容れてしまう」という女性も多いです。
けれど、「嫌がられない」という一時的な自分の欲求を満たすために、「その後の人生や関係性」を犠牲にしていたとしたら、とてももったいないことですよね。
こうしたときは、少しずつ、あなたのわがままを可愛く伝えることから練習してみましょう。
例えば、「今日はどうしてもこの映画が見たいな」「今日は私はフレンチよりも和食が食べたい!」というように、「相手が許容できそうな範囲」を考えて、わがままを言ってみます。
いきなり突拍子なわがままを言い出してしまうと、「今まで従順な女性だったのに、180度変わってしまった」とショックを与えてしまいますので、そうではなく、男性にとっても少しずつリハビリをさせてあげて、自分にとっても伝える練習をしてあげるんですね。
わがままを言っても愛されるには!?これまで意見を言わなかったあなたが、少しずつ願いを言うようになり、そしてそれが叶えられたとしたら「一緒に○○ができて嬉しい!」「願いを叶えてくれてありがとう!」と大げさに喜んでみましょう。
これによって、相手の目からは「僕がこの女性の願いを叶えてあげた」という、新しい満足や喜びのパターンが生まれます。
こうして相手に「今までとは違う関わり方」に慣れていってもらうことによって、だんだんと自分の意見を伝えやすくすることができるんですね。
ポイントは「人間関係のパターン」を変えること恋愛も、その他の人間関係も、構築しているのは「相手への認識」であり、「相手との記憶」です。
そこが固まってしまうことによって、「この相手とはこんな付き合い方でいいんだ」という自動的な許可になってしまうのです。
ですので、少しずつあなたの固まってしまったパターンを変えることで、相手もあなたという人の記憶を書き換えながら、新しい視点で付き合えるようになります。
あなたが相手と本当に築きたいパターンはどんなものでしょうか?
そこを目指して、少しずつ「慣れてもらう」アプローチをしてみてくださいね。
(斎藤芳乃)