30〜40代の女性は、ライフステージが様々な展開を見せる、いわば、起承転結の「転」のステージ。生活がめまぐるしく変わって行き、自分のタイミングで食事をとれなくなったり、疲労や加齢を感じやすくなります。
今まではできるだけ自然なものがいいと優先できたけど、効果をすぐに実感できる機能的なサプリメントを求めることも......。でもそれは、ブレていたり、はずかしがったりすることではありません。むしろ、自分の状態や状況に合わせて、柔軟に対応できる女性らしさ、しなやかさであると思うのです。
連載「わたし応援サプリ」では、自分らしく輝くために必要な正しいサプリメントの摂り方を提案します。Vol.1は「目的に合わせたサプリメントの選び方」について。まず、サプリメントを選ぶ上でポイントにしたい、2つの目的についてご紹介します。
目的1
栄養不足を補いたい場合は「ベースサプリメント」
役割:
もともと体内にあるか、食材に含まれている成分を主に含むのが、ベースサプリです。ストレスによって消費した栄養素や、食べものから摂取する栄養素が不足した場合、体内の働きを滞りなくスムーズにうごかす役割を果たしてくれます。
具体例:
ビタミン、ミネラル、乳酸菌など
上手な摂り入れ方:
栄養バランスが乱れていると感じたときには、フレッシュな野菜ジュースやスムージーを作るのもよい方法です。ただ、忙しい時間や手間、食材費など総合的なコストパフォーマンスを考えると、サプリメントも選択肢にいれておきましょう。そんなとき、私たちのおなかの奥深い部分に残っている栄養素をすっと支えて助けてくれる。それがベースサプリです。
目的2
機能を重視したい場合は「アクティブサプリメント」
役割:
体内の働きが正常に機能していることを前提として、適度な健康状態よりも、さらに美しく歳をかさねることを強化したい場合など、体外から補給するビタミン様物質、ホルモン様物質などを中心として、未病ケア、エイジングケアなどプラスαの役割を果たしてくれます。
具体例:
レスベラトロールなどの抗酸化物質、ポリフェノール類、アスタキサンチンなどカロテノイド類、ホルモン様物質のイソフラボンなど
上手な摂り入れ方:
ベースの土台づくりはしっかりできているのに、転勤や家族のことなど急な環境変化の負担要因があって、どうやらベースのうごき自体がスローになっているかも......というときに、カラダの栄養チーム全体に覇気をだす、その一押しを応援してくれる。それがアクティブサプリです。
サプリメントをはじめて試す場合は、「ベースサプリ(ビタミン類、ミネラル類)」からはじめて土台となるカラダをまず整えてから、機能的な「アクティブサプリ」をプラスオンした方が、それぞれの作用を引きだすためにも効果的です。
食事を基本に!と専門家たちが声をそろえて唱えるのは、きれいごとや大人の事情ではなく、効果を引きだす秘訣だから。自分が選んだサプリが、自分のカラダや生活、いまの状況でキチンと活用できているかどうかを正確に判断するためには、まずベースの過不足をみることが大切です。
次回は、サプリメントの「素材」のお話です。ナチュラル系とケミカル系サプリの特徴と選び方についてご紹介します。
(前田あきこ)