デスクワークが多いと、どうしても肩が内側に入ったり猫背になったりと姿勢が窮屈になりがち。特に寒いこの時期は、無意識のうちに肩周りに力が入ってしまいます。その悪い姿勢は肩こりや頭痛の原因になるのはもちろんですが、疲れて見えたり老けて見えることも! そんな姿勢を若返らせてくれる方法が、肩甲骨を動かすことです。
メリハリボディをつくる「肩甲骨ヨガ」25年以上ものフィットネス指導の経験を持つ峰岸道子氏がヨガのメソッドと融合して編み出したのが「肩甲骨ヨガ」。硬くなってしまった肩甲骨を意識してポーズをとっていくヨガです。肩甲骨をきちんと動かしていくと、背中がシェイプアップされてキレイな後ろ姿に。
それだけでなく、胸が開くのでバストアップにもなるといいます。さらにうれしいことに、背中には褐色脂肪細胞があるので、肩甲骨を動かすことでその細胞が刺激され、代謝アップや体温をあげる効果も期待できるというのです。
肩甲骨が動くとヨガがもっと気持ちよくなる肩甲骨を動かすメリットはほかにも。肩関節の動きがスムーズになるので、今まで難しかったポーズができるようになります。これまでがんばってポーズをとっていたという人は、ヨガの心地よさを感じられるようになるかもしれません。また、胸が開くことで呼吸がもう一段回深く吸い込めるようにも。
普段のヨガで肩甲骨を動かすコツ実は、肩甲骨ヨガのクラスはまだあまりありません。たまたま、いつも受講しているクラスのインストラクターが峰岸先生に従事してたため、普段のヨガで肩甲骨を意識する方法を教わることができました。下記が簡単なポイントです。
・腕を上げるときには肩甲骨から引き上げる。
・四つん這いのポーズでは肩甲骨を開く。
・ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)では肩甲骨をお尻の方へ引き上げる
また、普段の生活でもできる肩甲骨ヨガのやり方が「yoga JOURNAL」にて紹介されています。初めのうちはうまく動かせなかったのですが、繰り返すうちにほぐれてきて肩こりが軽くなり、姿勢もしゃんとしてきたように思います。
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(杉本真奈美)