• このエントリーをはてなブックマークに追加
何者にもなれなかった......。そう思っているあなたへ
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

何者にもなれなかった......。そう思っているあなたへ

2014-10-02 08:00
    「私はいったいなにをやってるんだろう。本当は今頃○○になっているはずだったのに」。そんな言葉が出る夜も、生きていればあるものです。「このまま歳をとって、何者にもなれずに終わるのかな......」なんて一抹の寂しさがよぎるのは、今に不満があるからなのかもしれません。

    そんな感傷的な気分になったときに、グッとしみ入る言葉がありました。それは益田ミリさんの著書『ほしいものはなんですか?』のなかから、「何にもなれなかった」とつぶやいたお母さんをみて、子どもが思ったこんなセリフです。

    ここに存在すること自体が、すごいこと

    木から落ちたどんぐりは

    全部が木になれるわけではなくて

    鳥に食べられたり踏まれてつぶれたり

    芽が出られないようなところに転がっていったり

    木になるってどんぐりには大変なことなんだって、先生が言ってた

    だけどママは、もういるんだ

    それは、

    とても、

    すごいことなんだ

    だぶんこのどんぐりにとっては

    (『ほしいものはなんですか?』125-126Pより)

    専業主婦だけでなく、会社員であっても何であっても、現状が理想とちがったときは「何者にもなれなかった」とつい思うこともあります。でもそれは描いていた理想とは違うだけで、「今の自分になれた」ということなのです。

    ここにこうして存在していること自体が凄いこと。それを改めて実感させてくれるお話です。

    [ほしいものはなんですか?]

    girl with bubbles via Shutterstock

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/10/041108being_yourself.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。