身の回りが整ったところで、次にやるべきは、自分自身を穏やかな状態にすること。「そのためには、他人と比べることをやめて、自分自身にフォーカスすることが大切」とTO-RUさん。ヒトコトで言うなら「人生の主演女優らしくふるまうこと」だそう。他人のステージを羨むのではなく、自分に用意されたステージのうえで、いかに美しく楽しく踊るかに集中する。そのために心掛けたいことを教えていただきました。
・部屋に全身鏡を置いて、自分の姿を確認して
「特に女性のみなさんには鏡と親しくなることを進めています」とTO-RUさん。鏡はできるだけ大きく、全身が映るものがいいのだそう。「いつも等身大の自分を客観的にみることが大事。横顔や後ろ姿もくまなくチェック。まわりから、自分がどんなふうに見られているかを意識すると、自然と所作も美しくなります」。
・ファッションでは、色を楽しんで
ファッションでは「ピンときた色を身に着ける」のがよいそう。好きな色をいつも着る、でもいいし、気分が変わるごとに、色を変えて着る、でもいい。占いのラッキーカラーに従ってみてもいい。とにかく色を身につけることを楽しんでほしいそう。「とりあえず無難な色だから着る、といった選びかたはやめましょ!」。
自分をきれいに整えた状態を保つこと。それは、自分をケアすること、愛することにほかなりません。自分を愛するには、まず「愛を注ぎ、それに応えてもらう経験」が必要だと言います。
小さなハーブを育てることで、心が穏やかに「愛を注ぐ対象としては、家族や友人、恋人がいちばん。でもそれは単純なことではないから、傷つくこともあります。まずは、植物を育てることがおすすめです」とTO-RUさん。植物は、ちゃんと世話をすれば、それに応えてくれるもの。そんな日々のやり取りが心を穏やかにしてくれるのだそう。
おすすめは、ベランダや部屋で簡単に育てられる小さなハーブ。
たとえば、バジルやミント。ハーブなら育てる喜びだけでなく、収穫の楽しみもあります。生のミントでいれたミントティーは格別だし、バジルもちょっとあれば料理のアレンジが広がる。そんなふうに生活を楽しむ余裕も出てくるんです。
植物と暮らし始めると、四季の移り変わりに敏感になってくる。通勤途中の緑を意識したり、月や星を見上げたり。そうやって自然と親しむことで、自分自身が穏やかに整うことに気づくでしょう。
そこまでいけば、幸運体質までもう一歩。次回は、幸運体質の仕上げについてうかがいます。
TO-RUさん
ニールズヤードレメディーズフラワーエッセンス公認セラピスト、恋愛&スピリチュアルカウンセラー、占い師。そのユニセックスな感覚を生かし、多方面で活躍中。某有名アパレルメーカーのプレスとして十数年勤務したのち、新宿にてバーをオープン。 以後、西麻布にてオーガニックレストラン、ヒーリングカフェ等を経営。日本テレビ「ナカイの窓」ココロジストとして準レギュラー出演。著書に「アンタたち一生一人のままでいいの?」がある。公式ホームページ「ヒーリングスペース Sijima」:http://sijima.com/
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