新旧さまざまなダイエット法が入り乱れるなか、自分の身体と性格に合ったものを見つけるのはなかなか根気のいる作業かもしれません。ちょっとユニークなダイエット法を探しているのなら、ぜひ試してみたいのが、アメリカで流行中の「原始人ダイエット」。名前からして怪しげですが、1970年代に消化器医が提唱した古いダイエット法です。 生活スタイルを原始人のスタイルに

非常に健康で身体が丈夫だったという原始人。その食生活を真似てみようというものですが、わたしたちは狩りとは無縁、街にはマンモスもいません。原始人の食卓を想像してみたところで、毛皮のワンピースを着た家族が骨付きのお肉にかぶりついている、なんて漫画みたいなイメージしかでてきそうにありません。

実際になにをどのように食べたら良いのでしょうか。パレオダイエットでは特別な食材を用意する必要はありません。農耕をおこなっていないころの食生活をお手本とするので、お米と小麦、パスタなどの穀物、豆、砂糖、乳製品はとりません。もちろん加工食品も旧石器にはないものですからNG。

口にできるのは、肉と魚、野菜、フルーツ、ナッツ、種です。この中であれば、量に制限はなし。ステーキやカルパッチョはとりいれやすいメニュー。オイルも加工してあるキャノーラ油などは避け、オリーブオイルやアボカドオイルならたっぷりとっても大丈夫。

生活スタイルも原始人スタイルに。一日三食にこだわらず、おなかがすいたら食べたい分だけいただきます。そして、睡眠もたっぷりとりましょう。理想は暗くなったら眠ることのようですが、いつもより数時間早めに就寝するだけでもいいと思います。

実は身体の作りは、旧石器時代からそこまで変化していないのだといいます。当時の食生活をおこなうことで、身体のリセットにつながります。まずは週末の食事を原始人化することからはじめてみてはいかがでしょうか。

[The Newyorker]

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