Voyage2002 Photo:Kazuo Fukunaga
夜の東京・六本木がアートになる「六本木アートナイト」が、今週末、4月25日と26日の日程で開催されます。
六本木アートナイトは、アーティスティックディレクターを務める日比野克彦氏を筆頭に繰り広げられる一夜限りのアートの響宴。今年のテーマは「ハルはアケボノ ひかルつながルさんかすル」です。
「春はあけぼの」は、清少納言による随筆「枕草子」の出だしとしても有名な一節。いにしえから現代へと気が遠くなるような時が流れてもなお変わらない、この「春はあけぼの=春は夜明けが一番いい」という人間の感覚を、アートがよりいっそう強く感じさせてくれる一夜となりそうです。
六本木を歩けばアートにぶつかる!?メインプログラムとして注目をされているのが「ライゾマティクス」。LEDライトを搭載した光る大型メディアアートトラック「ハル号」と「アケボノ号」が登場するアートトラックプロジェクトです。「ハル号」はミッドタウンに常駐し、「アケボノ号」はミッドタウンから六本木ヒルズ、国立新美術館を巡回。今の六本木や東京の都市を照らし、周辺ではダンスやライブパフォーマンスが行われるという大々的なものとなります。
Photo:Penny Wang
また、六本木の街のいたるところにアートスペースが出現し、インスタレーション展示やパフォーマンスが行われます。今年は参加・体験型アートプログラムが豊富なのも特徴で、非日常的な一夜限りの体験が創りだされます。細かなプログラムはぜひオフィシャルサイトをチェックいただきたいのですが、とにかく街中がアートの祭典となるので、綿密なプラニングなど必要ないかも。とりあえず行ってみればそれだけで様々なアートと出会える、というワクワク度いっぱいの一夜であることはお約束しましょう。
Photo:Penny Wang
春の明け方を体感しに、オールナイトで盛り上がる六本木の街に出かけてみませんか?