不便なのに、なぜハマる？ 大自然と戯れるフジロックの魅力
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音楽ファンにとって夏の風物詩といえば、フジロックフェスティバル。自然豊かな苗場の山を会場に音楽ライブをはじめとしたさまざまなイベントで盛り上がる3日間です。
毎年、フジロックに行くことを楽しみに一年間働いているという熱烈なファンはもちろんのこと、男女問わずひとりで参加するひとや、小さな子どもを連れて家族で参加するひとも増えてきています。
フジロック未体験という人は、都内ならいざしらず苗場までたったひとりで参加する女性がいることに驚くかもしれませんが、体験者ならきっと「その気持ちわかる！」と思うはず。日本国内でも数々の夏フェスが開催されていますが、フジロックは他とは一線を画す特別なものに感じています。そんなフジロックの魅力を3つにまとめると......
その1：開放感いっぱい、大自然の中で楽しめる最大の魅力は、なんといっても大自然の中で音楽との共存が体験できること。広大なエリアに大小様々なステージが点在し、それぞれに異なるシチュエーションで"自然×音楽"を楽しむことができます。晴れ渡った空の下や夕焼けに染まるステージも素敵ですが、悪天化でのライブがパフォーマンスをより盛り上げ、観客とステージが一体化するなんてことも。
ライブを観るために行っているのに、川遊びに夢中になったり、星空が美しすぎてお目当てのステージを見逃してしまうなんてこともあるんです。
その2：世界中から「世界一クリーンなフェス」と絶賛フジロックは海外のビッグアーティストたちにも大人気。その理由は大自然に囲まれたロケーション。それにプラスして、フジロックが世界一クリーンなフェスティバルであるから。
例年のべ10万人以上もの人が集まる会場ですが、ゴミ箱があふれたり、トイレが汚かったりなんてことはありません。清掃やゴミの仕分け専任のスタッフやボランティアの方々の仕事ぶりが素晴らしく、彼らを見ていると自然と参加者ひとりひとりが自分の意志でゴミをきちんと片付け、なるべく自然の負担にならないことを心がけるようになっています。こんなに参加者の意識が高いフェスは世界中のどこにもないと思います。
その3：ハッピー＆ピース、みんな笑顔！大自然の中でのフェスでは、ひとりひとりがみな自己責任で判断し、行動することが求められます。山の天気は変わりやすく、悪天に備えての用意はもちろん、最悪の場合を考えての判断がつねに必要。自立した気持ちで参加しているためか、混雑時や悪天時もトラブルになることがありません。お互いに尊重しゆずり合うという暗黙のルールがシェアできていることが素晴らしく、参加者がみんな笑顔であることが最高！ こんなにハッピーでピースなフェスは他で体験したことがありません。
自然と音楽の融合を自然のリズムの中で楽しむフェス、それがフジロック。音楽との出会いはもちろん、たくさんの笑顔やたくさんの発見と出会える特別な時間でもあります。まだフジロック未体験という方は、百聞は一見に如かず、ぜひ体験してみてください。
日程：2015年7月24日（金）～26日（日）
会場：新潟県湯沢町苗場スキー場
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