朝バナナダイエット、油抜きダイエット、キャベツダイエット――メディアで話題になるダイエットは数えきれないほど。一度は試したことがある人も多いのでは。
ダイエットWebサイト『あすけん』の管理栄養士として、これまで多くの方のダイエットをお手伝いしてきた中で驚いたのは、流行のダイエット法をどれもチャレンジしたという方がたくさんいらっしゃったこと。しかし、いろいろなダイエット法を試してみても、あまり効果がなかった、リバウンドしてしまったという人が多かったのです。
ダイエットの基本は、やはりバランスの良い食生活と適度な運動です。今回は、最近流行の「低炭水化物ダイエット」をピックアップして、栄養士視点での検証とさらに効果を上げるためのコツをご紹介します。
そのほか夜トマトダイエット、アミノ酸ダイエット検証はこちら>>
低炭水化物ダイエットってどうなの?この1~2年ほど大流行しているのがこの低炭水化物ダイエット。私の身近でもこのダイエット法をしている人がたくさんいます。
低炭水化物ダイエットでは、通常1日に摂取する炭水化物の量200~300gを20~40gに制限します。糖分の代わりに脂肪やたんぱく質がエネルギーとして使われる状態にすることで、肥満を解消するダイエット法です。
炭水化物を20~40gというと、いわゆる主食の炭水化物を抜くだけでなく、お菓子やアルコール、天ぷらなどの揚げものの衣や調味料の砂糖もNG。かなり厳しい制限が必要になります。また、炭水化物を20~40gに制限するとからだに下記のような症状が起こる恐れがあります。
・頭がボーっとして集中力がなくなる
・イライラしたり疲れやすくなったりなる
・筋肉が減り体温が下がる
長期的に考えると、とてもからだに負担をかけます。本格的に取り組みたいならば、医師の指導を受けた方が安心です。
ゆるく夕食の主食抜きからはじめてみるもし自己流でやる場合は、もっとゆるく「夕食の主食を抜く」くらいの方法のほうが長続きするのでおすすめです。
たとえば、
・夕食のごはんなどの主食を半分にする、もしくは抜く
・ごはんを半分にして玄米に変える
このようなちょっとしたことでも、ダイエット効果が得られます。
炭水化物は最低でも1日130g程度(ごはん100gで37.1g)摂るようにすると、からだへの負担を軽減することができますよ。
【企画・執筆】ダイエットサイト『あすけん』事業統括責任者 管理栄養士 道江 美貴子
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