沖縄にはいくつもの真っ白な無人島が点在しますが、今回おすすめしたいのは八重山諸島、西表島の北に位置するバラス島。真っ白な砂浜の正体は珊瑚の欠片で、潮の満ち引きや風によって、その姿を変えるのですから不思議です。石垣島と西表島の間の海は、「石西瑚礁」と呼ばれる世界でも有数の珊瑚礁が生息する海で、バラス島はその美しい珊瑚の海を気軽に体験できる無人島として、八重山を訪れる観光客に大人気のスポットです。
どこまでも透明な海にであう真っ青な空と真っ青な海に囲まれた信じられないくらいのパノラマビュー。波間に立っていても、足のつま先までハッキリと見える透明度抜群の海。雄大な稜線を描く西表の山々や、キラキラ光る海面の向こうに見える鳩間島灯台など、バラス島に上陸してみないと見ることのできない景色は、そのどれもが想像を超えた素晴らしさ。もちろんシュノーケルをつけて海の中に飛び込めば、わずか3歩でお魚天国! 肉眼でも波間を泳ぐ色鮮やかなハゼやルリスズメダイの姿が見えるので、泳ぎには自信がないという人でも南国の海を気軽に体験できます。
八重山のとっておきの楽しみ方
ちなみに、バラス島を訪れるツアーメニューはいろいろとありますが、一番人気はバラス島に加えて鳩間島の集落散策もあわせた1日シュノーケリングツアー。西表島、鳩間島界隈のポイントで珊瑚の海を満喫できます。石垣島から日帰りでも参加できるので、せっかく八重山を訪れたなら、ぜひ石西瑚礁の海の世界をその目で見て欲しいと思います。
海を泳いだ後に船の上でいただく冷たいさんぴん茶と黒糖の美味しさも格別。海水でしょっぱくなった舌の上に溶ける黒糖の自然な甘さは、どんなスイーツにも負けない幸せな味です。
八重山の海遊びはまだまだこれから! 秋の連休を狙って出かけてみるのもいいかもしれません。
[西表島モンスーン]