今回は、11月21日(土)公開の映画『流れ星が消えないうちに』をご紹介します。というのも、星好きならば「胸キュン」すること間違いナシの要素がいっぱいなんです!

作家・橋本紡さんの同名小説を映画化したこの作品は、主人公・本山奈緒子が恋人の死という深い悲しみや喪失感に苦しみながら、自分を再生していく物語。奈緒子役を演じるのは、現在放映中のNHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを熱演している波瑠さんです。

星空や月、プラネタリウム......萌えポイント満載 (c)2015 映画「流れ星が消えないうちに」製作委員会

『流れ星が消えないうちに』というタイトルから連想できる通り、映像には星空や月、プラネタリウムなどが効果的に用いられていて、ストーリーを盛り上げています。

(c)2015 映画「流れ星が消えないうちに」製作委員会

というわけで、映画の見どころやキャスト情報は公式サイトにゆずることにして、ここでは星好きの視点から「萌えポイント」を3つあげてみましょう。

その1 「フラムスチード天球図譜」(恒星社厚生閣)

イギリス・グリニッジ天文台の初代台長を務めたジョン・フラムスチードによってまとめられた天球図譜(復刻版)です。この図譜に描かれている星座絵が映画の中で登場します。どのように登場するかは映画を見てのお楽しみ! フラムスチードの名前は知らなくても、この星座絵をどこかで目にしたことがある人も少なくないのでは? 「ああ、これ見たことある!」と、思うはずです。

その2 「ファルク天球儀レプリカ スタンダード版」(渡辺教具製作所)

1700年代にオランダ・アムステルダムのファルク工房でつくられた天球儀で、世界中に流通しました。日本では江戸時代に平戸藩主によって入手され、現在では長崎県の文化財として指定されています。映画に使用されているのはもちろんレプリカですが、色鮮やかによみがえった星座絵は美しくてうっとり。オープニングでチラッと登場するので見逃さないように!

その3 国立天文台 三鷹キャンパス

映画の撮影は武蔵野市と三鷹市でおこなわれ、それぞれの町並みや風景が物語の世界をより魅力的にしています。そして、三鷹市といえば......そう、国立天文台! 作品の世界観を邪魔することなく登場しますよ。2014年、NIKKEIプラス1(日本経済新聞)による女性におすすめの天文台ランキングで堂々第1位に輝いた国立天文台三鷹キャンパス。その雰囲気を少しだけ映画の中で味わうことができます。

(c)2015 映画「流れ星が消えないうちに」製作委員会

ほかにも、プラネタリウムでの告白シーンや、夜空に浮かぶ美しい月のシーンなど、星好きにはたまらない場面が盛りだくさんです。

『流れ星が消えないうちに』は、単なる恋愛映画ではなく、星好きの視点で見ることで、2倍も3倍も楽しめる切ないヒューマンラブストーリー。大人になって忘れかけていた、胸がきゅーんとなるあの感じを思い出したい人にもオススメです。

映画『流れ星が消えないうちに

11月21日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

[映画『流れ星が消えないうちに』]

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