愛を伝える。まだ使える花を贈るブーケボランティア

悲しいときも、うれしいときも、植物や花には人の気持ちにそっと寄り添ってくれる何かがあると感じています。

美しく可憐に咲く花々は、それながめているだけで幸福感や希望感を与えてくれたり、ときには癒しやなぐさめとなって私たちを力づけてくれるもの。

イベントで使われた花をリユース

そんな花の持つ不思議な力をひとりでも多くの人へ届けようと「花のリサイクル」活動をするのが、アメリカのTHE FULL BLOOMという団体です。結婚式やメモリアルをはじめ、町のイベントやコンサート会場の装飾など様々なシーンで使用された花をリユースしてブーケを作り、病院、ホスピス、ケアホームなどの施設で暮らす人々へ贈っているのです。

希望を与える「愛のリサイクル」

大切な人の死に直面して深い喪失感を味わっている人や、長い間病気と闘い苦痛を伴う治療に耐えている人。苦しい思いを抱える人々とそのまわりで関わる多くの人へ、花の持つ不思議な力が少しでも明るい希望の光となって彼らの気持ちを照らしてくれれば......。

そんな気持ちで贈られるブーケは、実際にたくさんの人々の気持ちに寄り添い、やさしさや希望を与えているようです。THE FULL BLOOMがこの「花のリサイクル」をして、「愛のリサイクル」と呼んでいることにも深くうなずけます。

私たちの身近には、いくつでも私たちができる小さなリサイクルやボランティア活動があり、その小さな行動が人の気持ちを救う小さな愛の力となることもある、と教えてもらった気がします。

［THE FULL BLOOM］

image via Shutterstock

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