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本音って、 混沌とした胸の内、その全部を認めること
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本音って、 混沌とした胸の内、その全部を認めること

2016-01-26 00:00
    本音とは、心にぐっととどめるもの。知られてはいけないもの。そんな固定観念がいつのまにか根づいてしまった気がします。

    だから、混沌とした胸の内が隠すことなく綴られたエッセイ午前0時のハイヒール ーHONNE no ethical by Jenniferー』を読むにつけ、作者である謎の女性ジェニファーに聞いてみたくなりました。

    「あなたにとっての本音って?」

    アート本出版のためのクラウドファンディング

    エッセイで語られるのは、共同代表の岡田有加さんが昨年インタビューの際に、

    「エシカルという文脈ではあまり取り上げられないテーマや、口には出さないけれど、なんとなく疑問に思っていることなどに対して核心をつく言葉たちが紡がれたインヒールズらしいエッセイ集に仕上がりました」

    とおっしゃっていたとおり、なかなか刺激的な内容。

    「エシカル」と「セックス」などあまり一緒には見かけない単語が入り交じる作品を読み進めるうちに、ジェニファーが表現したいことをもっと知りたくなりました。

    ジェニファーにとっての本音って?

    「わたしにとっての本音は、相反する価値観が、自分の中に入り混じっているのを認めること。たとえば、エシカルファッションをエッジの利いた切り口で広めるINHEELSの活動は本当に美しいと思う一方で、フェスに参加したり、朝まで飲み明かしたりと、少々浪費的なエンタメも大好き。その両方を味わいたい自分を大切にするのが本音で生きることだと思っています」(ジェニファー)

    自分自身と深く向き合う数年を経て見出した本音を、発信していく道を選んだジェニファー。

    そう知って『午前0時のハイヒール ーHONNE no ethical by Jenniferー』に目を向けると、エシカルファッションについてとはまた違うメッセージに気づきます。

    ジェニファーの存在で見えたスタンス

    岡田さんは、ブランドのなかにジェニファーというもうひとりの表現者が現れ、インヒールズのスタンスがはっきりしたといいます。

    「ものづくりは、できる限りエシカルに、でも、エシカルの取り入れ方についての門戸は広く。インヒールズはエシカルもエシカルでないものも、個々人の美意識に基づいてバランスよくミックスしていこうとする人々の味方です」(岡田さん)

    クールでポップな表現で語られる「エシカルファッション」とともに、「相反するいくつかの価値観があることを恐れず、それこそが健やかな人間らしさで、美しい」というジェニファーのメッセージが詰まったアート本。

    できあがるのを心待ちにしています。

    INHEELSプロデュース・アート本出版プロジェクト クラウドファンディング,午前0時のハイヒール特別展示イベント「ジェニファーの部屋」

    ※クラウドファンディングは、2016年2月16日(火)まで。

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2016/01/051961inheels.html
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