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もう一度食べたくなる! 大正時代の蔵で楽しむ、味わい豊かな野菜ごはん
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もう一度食べたくなる! 大正時代の蔵で楽しむ、味わい豊かな野菜ごはん

2012-10-05 12:00
    野菜たっぷりの自然食は体にいいけど、正直ちょっぴり味気ない……。

    「野菜ごはん+ギャラリー YUSAN(ユサン)」は、そんな風に感じている方にぜひ一度足を運んでみてもらいたいお店です。

    JR新逗子駅からバスで20分、海と山に囲まれた土地・秋谷。お店は大正15年に建てられた蔵をそのまま活かした、風情ある店構えです。一階がごはん屋さん、二階は古い梁など蔵の風情を活かしたギャラリー。



    「料理こしらえ」として腕を振るう牧野加奈子さんは「文化の中心は食」という考えから、懐石料理、バール、フランスのカフェなど、さまざまな店で修行を重ねました。一緒に店を切り盛りする海平貴史さんはプロのカメラマンでしたが、牧野さんの料理に惚れこんで「店をやろう」と提案。

    「彼女の料理を食べて、ごはんに対する考え方が覆されたんです。素材の味が立体的に組み合わさって、たくさんの味を感じられることに驚いて」(海平さん)

    おすすめは、2週間ごとにお品書きが変わる「季節の定食」(デザート+お茶付、1,500円)。24節気に合わせ旬の野菜や果物、体調を整えてくれる食材を使ったオリジナルメニューで、時には温かい料理に果物を取り入れるなど独創的。

    その味わい深さは、食べ終わって箸を置いた瞬間「もう一度食べたい」と思うほど。東京から訪れる人がいるのもうなずけます。

    野菜は顔の見える生産者にこだわり、地元・三浦の農家と牧野さんの故郷・高知県から取り寄せ、調味料もすべて国産の自然製法で作られたもの。ただし多用せず、味付けは香草やさまざまな出汁が中心です。

    「ちょっと大げさですけど、毎日 『これがその人にとって最後の食事になってもいいように』と思いながら作っています」(牧野さん)

    体調の悪い時に「ここのごはんを食べると、乱れているものが整う気がする」と通う人もいるそう。

    人気メニューは売切れることもあるので、直前に電話で確認するのが確実。予約すれば野菜のみの献立にも変更可能だそう。気になる人は問い合わせを。

    ギャラリーでは展覧会やライブも開催されています。秋谷は湘南・鎌倉にほど近い場所ながら、気取らずのんびりとした雰囲気が魅力。お店から徒歩5分の立石公園は、海に沈む美しい夕陽が有名な景勝地です。

    時には忙しい毎日から離れて、体にも心にもたっぷり栄養をくれる野菜ごはんを楽しみに、のんびり遊びに出かけてみませんか?

    [野菜ごはん+ギャラリー YUSAN]
    季節の定食(デザート+お茶付:1,500円)
    おかずのせ玄米ごはん(香物+味噌汁付:980円、味噌汁なしのお弁当:850円)

    text by hato
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    物心つく頃から鎌倉の海と山に挟まれて育ち、気づけば在住30年。大学で現代アート、大学院でアートを取り巻く社会学を研究しながら、演劇作家として活動。女性誌広告ディレクターを経て、現在はフリーのライター、脚本家、物語作家。20代後半からタオヨガを学び、中国などで気功と瞑想のトレーニングを受ける。「直観とつながり、体が感じることに素直に生きる」ことを大切にしています。

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