愛媛から荷物が届きました。青色の段ボールに「温室 せとか」の文字。

「ああ、じきに春がやってくる!」せとかは、もう春がそこまできているしるしです。

「せとか」とは、(清見×アンコール)×マーコットというみかんを掛け合わせた新しい品種。外皮が薄くてむきやすく、色鮮やかで、清々しい香り。みずみずしくて濃厚で、噛むほどとろりととろけます。

その食感から「みかんの大トロ」とか、2月の上旬頃から3月の下旬頃までしか出回らないため「幻の柑橘」とも称される貴重なくだもの。

みかんの大トロ。愛媛の「せとか」

昨年も一昨年も3年続けて、せとかを送ってくださったのは、愛媛・西条で、パン豆というお菓子をつくる「ひなのや」さん。お向かいの山内果樹園さんで収穫されたものですと、わざわざ東京まで届けてくださるのです。

「今年はタイミングよくお風邪を召されていないことをお祈りします」と、ひなのやさんからメッセージが添えられていたのは、ちょうど去年は風邪で寝込んでいたため「全く食欲がなかったのですが、せとかはするする喉を通りました。『せとか薬』でみるみる快方に向かいそうです」とお礼の手紙を出していたため。今年は収穫数が少なかったとも伺ったので、大事に大事に、おやつにいただきました。

近いうちに、愛媛のひなのやさんを訪ねてみたいと思っているので、そのときには山内果樹園さんにも、「いつもごちそうさまです」とお伝えしよう。

[ひなのや]

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