今日4月7日は、日本における2017年の「Equal Pay Day(イコール・ペイ・デイ)」。 「イコール・ペイ・デイ」って何の日?

日本BPW連合会によると、イコール・ペイ・デイとは、男女が同じ賃金を手にする日のこと。つまり、男性が1年間で手にした金額を、女性が手にできる日がイコール・ペイ・デイ。

1990年代のアメリカで、BPWI(Business and Professional Women International)という団体が、性別による賃金の不平等をわかりやすくアピールし、解消を目指すためにはじめたそう。

「#equalpayday」がついたInstagramの投稿もたくさん見ることができます。

AnnaSophia Robbさん(@annasophiarobb)がシェアした投稿 - 2017 4月 4 9:43午後 PDT

Social SynerGさん(@socialsynerg)がシェアした投稿 - 2017 4月 6 5:49午後 PDT

Beth Brayさん(@lizzie_bray)がシェアした投稿 - 2017 4月 6 7:39午前 PDT

日本の男女の賃金格差は、約4か月分

日本では、2016年の1月1日から働き始めた男女で、男性が1年間で手にした金額を、女性は今日4月7日まで働いてようやく手に入れられるということになります。日本での2016年の男女の賃金は、約4か月の差があったということを意味しています。

各国の男女の賃金格差によって、毎年変わるのがイコール・ペイ・デイ。はやければはやいほど、賃金格差は少ないということになります。

2017年の主要な国のイコール・ペイ・デイは、下記の通り。

スペイン:2月22日

スイス:2月24日

ポーランド:3月7日

オーストリア:3月9日

ドイツ:3月18日

カナダ:3月18日

アメリカ:4月4日

日本:4月7日

日本BPW連合会」より引用

先進国といわれ、働く女性が増えた日本でも、いまだに賃金格差があることがわかります。ジェンダー・ギャップ指数でも、世界144カ国中111位とまだまだ男女格差があるのが、いまの日本の現状です。

平等問題は、自分の生きかたを考えるきっかけになる

身体的なことは平等にはできないけれど、同じ働きをしたら同じ対価をもらう──。そのために、仕事をするときは「女子」を言いわけにしないことも大切です。

自分はどういう働きかたをしたいのか、キャリアアップしたいのか、一生働き続けたいのか、それとも仕事メインではなく、プライベートを重視した毎日を送りたいのか。さらには、どういう一生を送りたいのか。

男女格差を考えるとき、いつもたどり着くのは、自分自身の生きかたの問題。選択肢は無限にありますが、決めるのは自分。

バタバタと過ぎ去っていく毎日のなかで、自分の生きかたをじっくり考える時間があってもいいと思います。

日本BPW連合会, BPWI

写真/gettyimages

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