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過去を振り返って、「あの時、こうすれば良かった......」と感じたことはありませんか? 選択について20年以上研究してきた、コロンビアビジネススクールの盲目の美人教授シーナ・アイエンガーさんの著書『選択日記 The Choice Diary』(文藝春秋)は、自分にとって最善の選択力を身につけるための実践的な評価システムです。 「選択」において人がなぜ失敗してしまうのか、人間の認知システムがどんなバイアスによってゆがめられ、長期的な利益にたった選択を難しくしているのかなどの、選択に関するコラムの紹介と、大きな選択をした時に書き込む評価シートがセットになっています。選択日記には、 「自分の行った選択、そうするにいたった思考プロセス、判断に用いた情報」 を書きとどめ、その後その判断について、 「結果を自分で評価、なぜ、うまくいったか、いかなかったか」 を自分の視点から書き込みします。選択をした時の状況、結果が出たときの感想、時期をおいての見直しと3段階に分けて書き込んでいくのもポイントです。
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紹介されているコラムの中ですごく面白いなと感じたのが、就職活動の結果への満足度に関する調査です。 「まずは学生をふたつのグループに分類します。一方は熱心に情報を収集し、自分の選択をとことん研究した学生たちです。もう一方のグループは、よりおおざっぱな方法を好み、直感に任せて就職先を選ぶ傾向にありました。 結果を比較したところ、いわば理性で選んだグループは、直感で選んだグループに比べて、面接に呼ばれる回数も、勝ち取った内定の数も多く、年収は2割ほど高いことが分かりました。ところが彼らは本当に正しい選択をしたか確信が持てず、全体的な満足度は直感で選んだ人よりも低かったのです」 と言うところです。理性で行う選択では、 「給与や企業ランキングなどは比較しやすいのですが、たとえば職場の雰囲気や、障害の同僚との相性などは、数値化して比較検討することが難しいのです。でも、もしかしたら私たちの幸せの大きな部分は、このような面によって決まるのかも知れません」 と、感情的な側面も含めて、自分が下した判断の結果を評価することが大切だと書かれています。「理性」による選択と「直感」による選択の最適ゾーンに気付くことで、自分の人生をより良い方向へコントロールすることができるのです。 ちなみに、この『選択日記 The Choice Diary』。大きな選択をした時に書き込むものなのですが、彼とケンカしてつい思ってもいないことを言ってしまったなど、恋愛について書いてみても、自分の恋愛の傾向と対策が分かって面白いなぁ、と感じました。 自分にとってベストな選択力を身につけたい方は、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか? (ことだま師/水蓮)
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紹介されているコラムの中ですごく面白いなと感じたのが、就職活動の結果への満足度に関する調査です。 「まずは学生をふたつのグループに分類します。一方は熱心に情報を収集し、自分の選択をとことん研究した学生たちです。もう一方のグループは、よりおおざっぱな方法を好み、直感に任せて就職先を選ぶ傾向にありました。 結果を比較したところ、いわば理性で選んだグループは、直感で選んだグループに比べて、面接に呼ばれる回数も、勝ち取った内定の数も多く、年収は2割ほど高いことが分かりました。ところが彼らは本当に正しい選択をしたか確信が持てず、全体的な満足度は直感で選んだ人よりも低かったのです」 と言うところです。理性で行う選択では、 「給与や企業ランキングなどは比較しやすいのですが、たとえば職場の雰囲気や、障害の同僚との相性などは、数値化して比較検討することが難しいのです。でも、もしかしたら私たちの幸せの大きな部分は、このような面によって決まるのかも知れません」 と、感情的な側面も含めて、自分が下した判断の結果を評価することが大切だと書かれています。「理性」による選択と「直感」による選択の最適ゾーンに気付くことで、自分の人生をより良い方向へコントロールすることができるのです。 ちなみに、この『選択日記 The Choice Diary』。大きな選択をした時に書き込むものなのですが、彼とケンカしてつい思ってもいないことを言ってしまったなど、恋愛について書いてみても、自分の恋愛の傾向と対策が分かって面白いなぁ、と感じました。 自分にとってベストな選択力を身につけたい方は、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか? (ことだま師/水蓮)
RSSブログ情報:http://www.myspiritual.jp/2012/08/post-5577.php