今年の恵方は南南東(丙)です。節分の時に食べる恵方巻きは全国的にも有名ですが、もうひとつ恵方参りという風習を知っていますか?

恵方参りというのは、その年の吉方にある神社にお参りに行くこと。江戸時代の頃は初詣に参る風習があったようですが、近年では節分や年間を通して運気を上げるために、お参りに行く人も多いようです。

その歴史を調べてみると、じつは「縁結び」とちょっとしたつながりがあったんです

そもそも恵方というのは恵まれた方角と書くように、歳徳神(とくとくしん)という福を司る神様が今年はこの方角にいますよ、ということを意味しています。この歳徳神は諸説あるようですが、古事記や日本書記にも登場するクシナダヒメであるとも言われています。

クシナダヒメの夫はスサノオノミコトという人で、このふたりは出雲神話によると、日本ではじめて正式に認められた結婚をしたというお話があります。縁結びの神様は、このふたりからはじまったとされています。

つまり恵方参りは、縁結びの女の神様・クシナダヒメにお参りに行くことでもあったのです。これは女同志、きっと恋の悩みにも親身にのってくれそうですよね。みなさんも、方位磁石で自宅からみて南南東の神社(稲荷神社は除きます)を探してみてくだいね。

ちなみに、Glitty編集部のある、東京・渋谷から南南東の神社はこちら。

西五反田・氷川神社
...ご祭神はクシナダヒメの夫・スサノオノミコトです。ということは、今年はふたりがいらっしゃるのかも!?

大崎・居木神社
...ご祭神は出雲大社・オオクニヌシノミコトと同じです。最近は結婚式も多いので、花嫁さんと出会えればラッキー。

大森・浅間神社
...人気のパワースポット、富士・浅間神社の系列にあたります。静岡まで行けないのならこちらへ。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

photo by Thinkstock/Getty Images


あちこち方位

(OL系恋愛運研究家/高松志帆)



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