みんな、ごっきー! まろいです。

今日は真夏の夜に現れた黒い奴の話をしたいと思います。
ええ、ゴキブリさんのことですね。

ゴキブリさんの印象といえば、黒い、速い、汚いから始まり気持ち悪いという嫌悪感でスリッパで潰される、ハエ叩きで叩かれる、丸めた新聞紙で殴られる(関係ないけど「ゴキブリ並みの生命力?丸めた新聞紙で叩けば死ぬってことか?」という台詞がありましたね)、ホウ酸団子で毒殺される、ゴキブリホイホイにキャッチされる、コンバットで仲間もろとも殺される、洗剤をかけられて窒息死、ゴキジェットで秒殺ノックアウト、アシダカ軍曹に捕獲されるなど様々な殺され方をされてる結構悲惨な奴です。

ちなみに殺虫対策に定評のある『マーズ製薬』から出ているホイホイさんと『KINRYU(キンリュー)』から出ているコンバットさんとは一緒にしないほうがいいですよ。コンバットさんホイホイさんを害虫と誤認識してしまうそうです。絶対わざとだろ……。

他にもゴキブリさんといえば、一匹見たら百匹はいると思え、夜寝ている時に口元にやってきてよだれをすする、ゴキブリを食べたらお腹の中で卵が孵化して内臓を食い破られた、首だけになっても2週間生きられる、などなど事実から都市伝説レベルなものまで様々な話があったりします。そういったものがさらに嫌悪感に拍車をかけてるのかもしれません。

そんなみんなに嫌われ者のゴキブリさんですが、俺はそこまで嫌いではなかったりします。
虫が好きだからゴキブリさんも平気というわけじゃないです。虫は嫌いです。今もモニターの横にはキンチョールが置いてあるぐらいです。キンチョールは素晴らしいですね。蚊でも蛾でもシューっとすれば一瞬とはいえませんが殺せますから。

と、話が逸れましたが俺がゴキブリさんをあまり嫌いじゃないのは、なんといっても彼らはこちらを襲ったり、こっちに向かってこないからです。
ゴキブリさんは、ふと見た壁に張り付いていたり、夜の台所で電気をつけた瞬間床を這っていたりして驚かされますが、基本的に逃げてくれるんです。
これが他の虫じゃそうはいきません。他の虫は知ってか知らずか人に向かってくるんですよ。もう気持ち悪いったらありゃしない。

その点ゴキブリさんは、出会った瞬間こそお互い恋に落ちたように硬直してしまいますが、ちょっとでもこちらが攻撃しようとすると『はぐれメタル』ばりに逃げてしまうんです(倒しても経験値がもらえないのが難点)。
こちらに物理的な害を及ぼさない! 素晴らしい!
どうですか? そう考えれば別にどうってことないと思いませんか?
え? ダメ?
それなら脳内でドラクエの戦闘BGMを流してみるのはどうでしょう?
それでもダメならいっそのことその素早さを見習ってゴキブリさんを師匠として迎え入れるという手もあります。
ゴキブリさんと出会ったら謙虚な心でこう言います。
「これはこれは……お久しぶりです…………師匠…………」
これであなたも『地上最強の生物』に時速270キロでタックルできるようになります。

…………はい、そんなわけでゴキブリさんについてちょっとだけ考えてみました。
まだまだ暑い日が続きゴキブリさんも活発に活動することでしょう。
ほらあなたの後ろにゴキブリさんが……。

てなわけで、ごっきー。