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私が多汗症ということに気付いたのは、20歳になったばかりの歳で、今まで気づくことがありませんでした。

「多汗症」そのものは、男性に多い症状というイメージを持っていましたが、女性である私にも起きてしまった、体験談です。

なんだか汗を異常にかくようになった学生時代

学生時代、制服を着て夏も変わりなく元気に登校していました。

私の学校は制服がワイシャツのような白シャツで下がスカートだったので比較的涼しかったのですが、高校3年生のある夏、異常に汗をかくようになりました。

わきの下や、顔周りが汗でびしょ濡れ。

更に、発表事やちょっとした大会など、緊張するシーンがあるとその汗はまさに滝のように汗が毛穴中から噴き出すのです。

正直私は耐えれず、良くお手洗いに行っては冷たいタオルで顔中拭いたり、制服は毎日替えを持ってきていて着替えたりして何とかやり過ごしていました。

友人にも、「汗大丈夫?熱中症じゃない?」等、気を使ってくれる子が周りにいてくれたのが幸いでした。

保健室の先生もよく私の体調に心配をしてくれていて、よく栄養ドリンクやポカリスエットのようなものをくれました。

そんなこんなで私はずっと熱中症だと思い込み、夏場は極力塩分を取るようにし、汗をかかないように周りを涼しくしてみたり、うちわを持参したりしていました。

就職しても止まらない汗


高校を卒業し私は就職の道を選び、汗のことはすっかり忘れて職場での仕事に切磋琢磨していました。

入社したての時期は春で、冬も過ぎ丁度良い気温でした。

会社で新人研修の際に自己紹介をすることになりました。

どちらかと言えば緊張する方だったので、ドキドキしながら過ごしていたら、なぜかいきなり汗が出てきて、私の印象が汗女になってしまいました。

化粧もしっかりしていたのですが、すべて汗で流れてしまったくらい尋常じゃない汗が出てきて、更に恥ずかしくなって少しパニックになりました。

上司の方は「ちょっと休んできたら?」と言ってくれ、すかさずお手洗いへダッシュ。

マスカラもとれてまるでお化けのようでした。

気を取り直して戻ってきたところ凄く冷ややかな目線を感じましたが、その辺は気にしないようにしていたので数日経てば何もなかったことのようになっていました。

その点に関しては良かったのですが、やはり今後のプレゼンや、進行をするにおいて、毎回のように汗をかくので、デオドラント剤をたっぷり体に塗り、メイクの上からメイク崩れ防止スプレーをし、なるべく汗をかかないように心掛けてはいました。

それでも流れ落ちる私の汗は、毎日ハンカチ2~3枚必要なくらい酷かったです。

彼氏から言われた何気ない一言







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