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「恋人や友人に見捨てられてしまうのではないか」と不安を抱いたり、
相手に嫌われないよう調子を合わせすぎてしまったりと、人間関係で苦しい思いをしていませんか?
もしかしたら、それは 「見捨てられ不安」と関係があるかもしれません。
見捨てられ不安とは何か、また、その原因や向き合い方について詳しくチェックしてみましょう。
「見捨てられ不安」とは?
友人や恋人との関係において感じる「自分は見捨てられてしまうのではないか」という不安のことを、心理学の分野では 見捨てられ不安といいます。
見捨てられ不安は、多かれ少なかれ、誰もが感じること。
例えば、仲のいい友達とけんかをしてしまったときや、恋人が冷たくなったと感じるときには、心細くなり、不安でいっぱいになってしまいます。
そして、そんなとき相手に嫌われないように努力する人も多いのではないでしょうか。
努力すること自体は、決して悪いことではありません。しかし、あまりにも無理をしてしまうと、相手に合わせるばかりで、自分が疲れてしまいます。
また、常に見捨てられ不安がつきまとって、 「恋愛や友達付き合いを心から楽しめない」と感じる場合も。
「見捨てられ不安」が強すぎると……?
見捨てられ不安が強すぎると、人間関係に不安を感じたときに、相手から見捨てられないように尋常ではない努力をしてしまうことがあります。
たとえば、交際している相手から別れ話を持ちかけられたとき、自分ならどのように対応するか想像してみてください。
なかには交際相手に「別れるなら死んでやる」と脅してみたり、相手が困るようなことをしてみたりする人もいるかもしれません。
そのように、見捨てられ不安に駆られた人のなかには、 相手が自分のもとから去らないよう、行き過ぎた行動をしてしまう場合があるのです。
強すぎる「見捨てられ不安」で相手が離れていってしまうかも
こうなると、自分自身は努力しているつもりでも、結果的には相手をコントロールしようとしたり、第三者を巻き込んでしまったりといった、ただの迷惑な行動になってしまいます。
行き過ぎた行動を起こされた相手は、最初はそれを我慢したり、受け入れようとしたりすることもあるかもしれません。
しかし、最終的には行き過ぎた行動に疲弊してしまい、自分を脅かすような相手の存在を拒絶するようになることが多いもの。
大切な人を失わないためにとった行動によって、結果的に相手が離れていってしまうことになるのです。