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『そんなことで悩むことはないよ。』 『他の人と違って、とても可愛いよ。』
それはどう考えても、私には気持ちの良い言葉には聞こえませんでした。
生まれた頃から髪の量が多く、真っ直ぐな髪質「でない」女の子として生まれました。物心が付いた辺りから、他の人との「違い」を感じていました。
この記事を読んで、そんなことで悩んでいるなんて…と思うかもしれません。私は、悩みに大きいも小さいも関係ないと思っています。
私の実体験ではありますが、同じ悩みを持った方の心の支えとなるような、メッセージを残せればと思います。
周りの人の"普通"それは自分にとっての"美"
6歳くらいの頃、短い髪型に憧れて髪の毛をバッサリとカットしたことがあります。しかし、私の髪は思っていた形にはならず、ウネウネと全体的に広がっていったのです。
その際初めて、自分は重度の天然パーマだと自覚しました。
日本人として生まれてくる7割ほどの人は、「癖毛」であるとされています。ただ、この7割という数は、どの程度の癖毛であっても、まとめてカウントされています。
癖毛と天然パーマは同じものだ、違うものだと色々な話を聞きます。この記事内では、私のようにうねりが全体的に広がっており、程度が重症であるものを「天然パーマ」としています。
小学生も2年目ほどになれば、女の子として可愛くありたいと思い始める頃です。まだ「美しくする」ということが、内面でなく、服装や髪型に限定される時期だと思います。
私は自分が髪の結いをほどいた状態が、「変だ」と思っておりましたので、自宅以外でそれを見せることが非常に恥ずかしく、小学生の間は外で髪を下ろしたことが1度もありませんでした。