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妊娠中のプラセンタ注射は危険? 赤ちゃんと母体へのリスクとは
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妊娠中のプラセンタ注射は危険? 赤ちゃんと母体へのリスクとは

2015-12-12 18:14
    女性が眠っている写真

    プラセンタとは「胎盤」を意味する言葉。

    別名、ヒト胎盤エキスと呼ばれるプラセンタは、人工的に作られたものではないので、副作用はほとんどないと言われています。

    プラセンタ注射が医療行為で使われはじめて、50年以上経つそうですが、いまだに重度の副作用は報告されていません。

    では、妊娠中のプラセンタ注射は安全なのでしょうか。

    プラセンタ注射は妊娠中はおすすめできない?

    ベンチに座っている女性の写真

    妊娠中の場合は、絶対に安全だという確証がないため、プラセンタ注射はおすすめできないそう。

    また、注射をしたことで生じる腫れや痛みなどが妊婦さんのストレスになることもあるんだとか。

    ストレスはお腹の中の赤ちゃんにも影響すると言われているので、妊娠中は避けた方がいいかもしれません。

    献血ができなくなることもリスクのひとつ

    また、プラセンタ注射を受けた人は献血ができません。

    これはプラセンタ注射で使われるヒトの胎盤から採取したエキスで、クロイツフェルトヤコブ病にかかる可能性を100%否定することができないからです。

    とはいえ、プラセンタ注射に使われるヒトの胎盤は日本国内で満期正常分別によって出産されたもので、血液検査で異常のなかったものです。

    そのうえ、1980年1月以降にヨーロッパ方面への海外渡航歴が6カ月以上のひとは原料から除外されているので、ヤコブ病の病原菌を持っている可能性は極めて低いといえます。

    また、プラセンタ製剤は工場で再度ウィルス検査し、最終製造工程では未知のウィルス対策として高圧蒸気で殺菌します。

    この3重のチェックを終えた製品が、最後にウィルスの確認試験をされ、出荷されます。

    ヤコブ病にかかる可能性というのは献血のときに血液検査で判別できないからなので、プラセンタ注射を行うことが危険というわけではないんです。

    しかし、母親が献血できないということは、生まれてきた赤ちゃんになにかあったときに輸血できない可能性があるということ。

    妊娠中のプラセンタ注射が推奨されないのには、このような理由もあるのかもしれません。

    赤ちゃんに影響がない、は嘘?

    悲しげな表情の女性の写真

    プラセンタ注射は成長因子のほか、さまざまな栄養素がぎゅっと詰まっていますので、プラセンタ注射の影響が赤ちゃんにも及んでしまう可能性があるそうです。

    具体的には、赤ちゃんが大きくなってしまうことがあるんだとか。

    大きくなりすぎた赤ちゃんを産むことは、妊婦に多大な負担がかかります。

    自然体で育った赤ちゃんを産むのがベストかもしれません。

    不妊治療に効果があるという声も

    花冠をかぶった女性の写真

    一方で、プラセンタ注射を打つと、「妊娠しやすくなる」という意見もあります。

    たとえば、不妊で悩んでいた32歳の女性は、プラセンタ注射をはじめて間もなく妊娠検査薬で陽性反応が出たそう。

    以前、産婦人科で無敗乱月経と診断され、そろそろ不妊治療をしなくては……と思っていた矢先だったとか。

    プラセンタ注射のホルモンバランスを整える働きが、排卵を促したのかもしれません。

    妊娠を希望している場合は、プラセンタ注射をしてみてもいいかもしれません。

    プラセンタ注射は妊娠中は避けたほうが良さそう

    カーテンに隠れている女性の写真

    プラセンタ注射には「妊娠しやすい」「授乳中のママに良い影響がある」という意見がある一方で、「赤ちゃんへの影響が0とは言えない」という意見も。

    プラセンタ注射のほかにも、サプリやゼリーでプラセンタを摂る方法があります。

    こちらは注射よりもリスクが少ないので、妊娠中などはサプリやゼリーでプラセンタを摂る方がいいかもしれませんが、赤ちゃんに影響がないとは言い切れないので、産婦人科の先生に相談してからにしましょう。

    written by かよちゃん

    images via Shutterstock

    記事提供:NICOLY

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