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パートナーの「痩せて」のひと言で過食症に。ダンサーの私が絶望の淵から立ち直ったきっかけ[体験談]
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パートナーの「痩せて」のひと言で過食症に。ダンサーの私が絶望の淵から立ち直ったきっかけ[体験談]

2016-02-02 22:00

    ■ 画像付きの提供元サイトで全文を読む

    私はダンサーとして働いています。

    当時はテーマパークダンサーでした。

    全国各地のいろいろなテーマパークでパレードに出演したり、キャラクターとショーに出演したりする仕事です。

    オーディションを受けて合格をいただき、プライドをもって仕事をしていました。

    一見、とても華やかな世界のように思えますが、体力勝負のなかなかハードな仕事でもあります。

    イベントや時期ごとに演目が変わるため、1年中リハーサルをしなくてはいけません。ショーが終わったあとも、練習でずっと踊り続けていることもありました。

    ダンスのスキルはもちろん、体調やスタイルの管理も仕事のうち。

    太るのはもちろんよくないですし、痩せすぎても衣装担当のスタッフに迷惑をかけてしまいます。

    しかし普通に仕事をしていれば、そんなに太る心配はありません。仕事でずっと運動し続けているわけですから、むしろカロリーを摂るためにしっかり食べるようにしていたくらいです。

    私も太ったり痩せたりすることなく、きちんとスタイルを維持して仕事をしていました。

    しかし、あることがきっかけで、そのスタイルがどんどん崩れていくことになってしまうんです。

    「ちょっと痩せて」のひと言が悲劇を招く

    ちょうど新しい演目の練習が始まったころです。

    その演目では、男性とペアになってダンスを踊る部分があったのですが、それは私にとって初めての経験でした。

    振り付けのなかには、「リフト」という、男性が女性を持ち上げる技が入っていました。

    もちろん、リフトも初めてなので、コツをなかなかつかめずに、相手には迷惑をかけたと思います。

    そしてその練習の中で、相手の男性に「ちょっと痩せて」と言われてしまったのです。

    いま考えれば、当時は特に太っていたわけではありません。

    きっと相手の男性も「リフトのために1キロでも2キロでも負担を減らしてほしい」という軽い気持ちだったのでしょう。

    しかしそのひと言が、私にはものすごい衝撃でした。

    他人に「痩せろ」と言われるなんて、生まれて初めての経験だったんです。

    エスカレートする危険なダイエット

    その日から、ダイエットの日々が始まりました。

    最初は、納豆やこんにゃく麺など、カロリーの低い食事を選ぶ健康的なダイエットでした。

    白米は玄米に替えて、お弁当を作るようにもなりました。

    この程度で健康的に痩せていければよかったのですが、このダイエットがだんだんとエスカレートしていってしまったんです。

    そのころは毎日体重を測っていたのですが、最初は朝・夜の1日2回だったのが、徐々に暇さえあれば体重計に乗るようになってしまいました。

    多いときは1日10回くらい体重を測っていた気がします。

    お風呂に入る前に体重を測り、「今日は○○グラム落ちるまで、お風呂から出ない」なんてルールもありました。

    また、外食をするのがとても怖くなりました。

    自分が食事をしているところを見られるのがイヤで、誰かと食事をするのが怖くなっていったのです。

    「あいつ、食べたらまた太るのに」と思われているのではないかと被害妄想を抱くようになりました。

    ひどいときは、約束の店の前まで行ったのに店に入るのが怖くて、泣きながら帰ったこともあります。

    いま思うと、精神的にボロボロでした。

    でも、このときは自分が異常だということに気付いていません。

    ただただ痩せたくて、たとえ0.1グラムでも軽くなることに必死でした。

    食事を丸1日食べない、なんて日もありました。

    それでも体重が軽くなっていけば、すべてが報われるような気がしていました。

    もっともっと痩せたいという危険な思考

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