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私は、太っていることがコンプレックスでした。
常に周りから冷やかされ、とても嫌な思いをしてきました。
保育園のときにはすでに太っていました。
私は物心ついた時から周りから
「大きいねー」
と言われていました。
小さいときは、その大きいねの意味が、太っているということだとは分かっていませんでした。
逆によろこんでいたような記憶もあります。
友達からも太っているからといっていじめられることもなかったので、何とも思っていませんでした。
しかし、太っていたたま、身長のサイズでは服が入らず……。
横幅が入るサイズを着ていたので、袖を何回も折り曲げなければならず、それが面倒くさいと思っているくらいでした。
太っていることが原因でからかわれるようになった小学生時代
小学生になると、太っていることを徐々にからかわれるようになってきました。
小学校低学年のころはそこまででもなかったのですが、高学年になると、名前で呼ばれず、そこのブタやデブと呼ばれるようになりました。
私も、自分が周りのみんなに比べてかなり太っていることは分かっていました。
しかし、物心ついたときにはもう太っていたので、どうしたらいいのか分かりませんでした。
小学校6年生のときには、身長148センチに対して体重はなんと60キロ。
身長はそんなに高い方ではないのに、体重はクラスで一番重かったのではないかと思います。
運動会で「負けるな、デブ!」
私が通った小学校では、六年生のときの運動会は組体操と騎馬戦をやります。
太っている私は、もちろん、一番下の土台の部分です。
騎馬戦では私が太っているというだけで、周りから強そう!と言われました。
そして、勝てる自信なんてないのに、おだてられて大将の馬にさせられてしまいました。
運動会当日、騎馬戦で負けそうになると、同じチームの男子から
「負けるなデブ! デブなお前なら絶対いける!」
と応援なのか、けなしているのか分からない声援にとても悔しくて辛い思いをしました。
男子にデブと言われても何と言い返したらいいか分からず、いつもただ言われるだけでした。
騎馬戦のときに男子がデブと大声で応援したせいで、親にも学校でデブと呼ばれていることがバレてしまいました。
こんなこと、親には絶対に知られたくないことでした。
お母さんは、中学生になれば、今よりぐんと背が伸びて、体重と身長のバランスが良くなるから大丈夫だよと優しく言ってくれました。
しかし、私と同じように太っているお母さんからこんなことを言われてもまったく説得力がありませんでした。