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「言葉がでない」私を理解してほしい。吃音症に苦しんだ私の経験談 [体験談]
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「言葉がでない」私を理解してほしい。吃音症に苦しんだ私の経験談 [体験談]

2016-03-25 22:00

    ■ 画像付きの提供元サイトで全文を読む ■

    皆さんは吃音症という障害があるのをご存知ですか?

    あまり馴染みのない方が多いと思います。

    吃音症は、言葉が円滑に話せない障害です。

    例えば、発声が「お、お、お、おはようございます。」と連続して言ってしまったり、「おーーーはようございます」と言葉の頭が引き伸ばされたり、「お・・・・」と最初の言葉が出なくなったりそのあとの言葉が出なくなるという症状がでます。この障害は、小さいころに発生して、治療の有無にかかわらず時間とともに解決するパターンが多いそうです。

    子供に多いので本人は気づかないという方も少なくないそうです。

    だから、成人の方の吃音症の割合は人口の0.8~1.2%といわれています。

    この数字を見た時、悲しくなりました。通りで、今まで私の周りに同じように悩んでいる方がいなく、相談しても軽く受け止められてきたのだと実感しました。

    この記事を読んで、私と同じように悩んでいる人達に自分だけじゃないと気付いてほしいです。

    また、吃音症ではない人にも少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

    トラウマになった日

    私が初めて吃音症という障害があると分かったのは、大学生になってレポートを書くために偶然、精神病の本を読んだからです。

    しかし、小学生の頃から吃音症の症状は出ていました。

    その頃は、症状がでていてもあまり気にしていませんでした。

    友達との交換日記に、私のものまね「ピ、ピ、ピアノ」と書かれていて悲しくなった記憶はあるものの、まだ自分の悩みとして成立はしてなかったのです。

    中学生になり少しずつ、自分はどもってしまうなと意識するようになりました。

    授業で、先生が質問して当てられるのが怖くなり始めていました。

    ある日、保健の授業で「ケガへの対処」という勉強をしていた時に「骨折になったことがあるか」という質問を先生が生徒に投げかけました。

    生徒が一人ひとり順番に当てられ、私の席まで回ってきました。

    左腕を骨折したことがあったので「左腕を骨折しました」と言おうと考え、緊張しながら自分の番が来るのを待っていました。

    いざ、自分の番が来たときに「ひ、ひ、ひ、左腕」と、どもってしまいました。

    すると、横に座っていた子が息をこらえるようにして笑っていました。

    その時、初めてどもってしまう自分がとても恥ずかしいと思いました。

    恥ずかしいとの悲しいのとで、その授業が終わるまで、顔を上に上げることができませんでした。

    この日を境に、授業で当てられたり、発表の場面がとても怖くなりました。

    皆さん、緊張なさると思いますが、私は「どもってしまうのではないか」「どもってしまい笑われたり、変な目で見られたらどうしよう」という緊張です。

    高校時代

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