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最近ではLGBTなんて言葉をよく聞くと思います。
私の場合はバイセクシャルにあたりますが、男性を受け入れられるようになったのは大学生になってからで、それまではレズビアンでした。
今は毎日平和で楽しい生活を送っていますが、生きてゆく上でさまざまな葛藤がありました。
初恋
私の初恋は小学校低学年の時で、いつも親切にしてくれていた近所のお姉さんでした。
彼女は5歳年上で、集団登校のリーダーでもありました。
今でもハッキリと覚えていますが、可愛い見た目ですが男勝りな性格でどちらかというとボーイッシュなタイプでした。
私は人見知りが結構激しくて1年生の時はあまり友達が出来なかったのですが、そんな自分をいつも支えてくれたのがそのお姉さんでした。
とはいっても、最初から恋心があったわけではありません。
恋心を抱くようになったのは、彼女が中学校二年生くらいの時でした。
小学校は卒業してしまいましたが近所だったのでよく遊んでもらっていて、その日もいつもと同じように公園で遊んでいてくれたのですが、そこに中学生の男の子がやってきたのです。
とても嬉しそうに
「彼氏が出来たの」
と紹介するお姉さんの顔を見て、ハッキリと嫉妬心を覚えました。
二人の交際は中学校卒業まで続いていたのですが、学校でも公認のカップルだったらしく、楽しそうにデートしている姿を見かける度に胸が痛くなったのを覚えています。
ボーイッシュなショートカットが似合っていたのに、彼氏が出来てからは髪も長くしてかわいらしい雰囲気にイメチェンしていました。
それもすごく歯がゆくて、今思えばこれが私の初恋でした。
初めての彼女
小学校の頃には、自分は同性の方が好きなんだとすでに意識していました。
中学生になると女の子の体つきはどんどん発達していきます。
体操着から見える胸の膨らみに思わずときめいた時に、あぁ自分はレズなんだとハッキリ自覚しました。
当時はインターネットなんて限られた人しか使えませんでしたが、レズという言葉はもちろん知っています。
女の子同士で仲良くしていると
「お前らレズだー!」
なんて言ってくる男の子がいたり。
ですから、これは隠していなければならないことなのだという自覚もありました。
そうして自分を隠していたのですが、2年生の時にとある男子から告白されます。
クラスでも人気の男子で、女の子からの人気は非常に高かったと思います。
私は女の子が好きなのだと自覚していたのでもちろん断ったのですが、大人気の男の子を振ってしまったことで、数人からは嫌味まじりにレズじゃないの?と冷やかされてしまいました。
当たっているわけですからそれが辛くて、当時一番仲の良かった女の子に泣きついたところ、彼女は
「気にする事ないよ、それに、初めて言うけど私はレズだからレズ仲間が出来たら嬉しいくらい」
と答えてくれたんです。
雷が落ちたような衝撃でした。
元々仲が良かった二人が二人ともレズ。 おまけに彼女はボーイッシュでとってもかっこ良くて、「好きになってはいけない」立場の子だと思っていました。
何と言っても彼女が私にとっての親友ですから。
そのくらい距離が近かった二人がお互いレズをカミングアウトしたので、付き合うようになるのは当然の流れでした。
交際発覚
お互い初めての交際、初めて自分のコンプレックスになっていた部分を素直に打ち明けられた相手ということで、毎日が本当に幸せでした。
ファーストキスの相手ももちろん彼女で、場所は彼女の部屋でした。
女子同士なので頻繁にお泊りもできて、一緒に寝ている内に身体の関係も持ちました。
女子同士ですから最後までとはいかないのですが、裸で抱き合うだけで幸福感を感じていました。
そんな毎日はとても幸せだったのですが、常に一緒にいますしお泊りも毎週のようにしていたので、クラスメートからは段々と噂されるようになりました。
そして、ついに中学三年の時に交際がバレてしまいます。
当時、彼女の部屋は二階にあったのですが、そこでキスをしていた時に窓を開けていたのでカーテンが風でなびいてしまい、キスしている姿をクラスメートに見られてしまったんです。
男の子のグループだったのですぐに学年中に噂が広まってしまい、最後には双方の親にもバレてしまいました。