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がんばるふたりのパチスロバトル 〜番外編〜
※チワッスあしのっす。
今週は『作者取材のため』、通常の実戦バトルはお休みさせていただきます。
代わりと言ってはなんですが、お詫びでコラムをおひとつ──。
●4号機末期の話。
近所のホールでロデオの『俺の空』を打っていると、不意に肩を叩かれた。
振り返ると、俺の背後にはそばかすの女が立っていた。
「よっ。元気? 久しぶり。スロット打つんだね」
ああ。うん。はい。
ふわっと返事を返して、それから曖昧な笑顔を返した。
顔は完全に知っている。働いている会社も知っている。
なんなら乗っている車の車種も分かる。でも、名前が思い出せない。
彼女と出会ったのは、3年程前。S市でバンドをやっていた時だった。
ローディ。追っかけ。グルーピー。
誘蛾灯に群がる儚きウスバカゲロウのようなイメージが脳裏をよぎる。
彼女はサイドギターのオッサンにメロメロで、子連れの
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