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パチンコ業界人・砂肝の生焼けコラム 第233話(3月16日)
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パチンコ業界人・砂肝の生焼けコラム 第233話(3月16日)

2020-03-16 12:00
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    今週も超絶・激甘機種として脚光を浴びている『いろはに愛姫』の話題でございます。

    その甘さ故に、設置中にも関わらず稼働を停止させるホールが出てきているというニュースは先週もお伝えいたしましたが、

    メーカーから正式に有償での下取りがアナウンスされたことで今後ますます、

    「どうせ利益は取れないし、だったら撤去するか」と追従するホールさんが増えそうですね。

    事実、前回のブロマガにも登場した知人のホールも導入初週こそ利益が取れたものの、

    先週のデータが赤字となったために導入からの利益がほとんどゼロになったそうで、

    「ぶっちゃけ、停台にしたいけど店のイメージが悪くなるので我慢している」とのこと。

    そう、これが多くのホール関係者の本音だと思いますよ。

    甘いからという理由だけで朝から晩まで打っている軍団みたいな連中に抜かれるよりも、

    普段からノンビリと遊んでくれる常連客に還元したいと考える優良店。

    誰が打とうがどうでも良いけど、利益が取れないなら即時撤去と考えるシビアなホール。

    考え方はどうあれ、どちらも「店が赤字になる台は不要」という点では一緒ですからね。

    儲からないから撤去するという営業面の事情と、撤去による店のイメージダウン。

    ユーザーの皆様も「もし自分がホールの店長だったら、どちらに重きを置くか」を考えてみてはいかがでしょうか。

    ちなみに私が現役だったら、低貸しコーナーのカド台に移設して様子を見ることにしますね。

    店側の意思として、お客様にも利益より遊技を優先して欲しいですからね。

    ま、それでも大赤字になるようでしたら「整備中」の札を魔除け感覚で貼り付けますけど……。


    それにしても、ですよ。

    メイン機種を導入するために「大人のお付き合い」で購入した台で利益が取れないのは、

    ホールにとっては本当に頭の痛い話なのですよ。

    過去には『化物語』や『やじきた道中記乙』のように本命機種を買うためのお付き合い機種が予想外の高稼働を記録した例もありますが、

    これらは「利益が取れるのに稼働が落ちない=設定が入れられる」という良い循環が生まれたからこそ、なんですよね。

    欲しくも無い台を仕方なく購入したのに、いざ導入したら利益すら取れない。

    せめて常連さんが喜んでくれるならと思っていても、打っているのは見たことの無いプロ集団。

    ホールにとっては踏んだり蹴ったり、としか言いようがありませんよね。


    一部のユーザーさんは「出率104%の台を導入する店が悪いだろ」と思われるかもしれませんが、

    今回は本命機種の導入という、止むに止まれぬ事情があったとだけお伝えしておきましょう。

    これもまた「もし自分がホールの店長だったらド本命の機種を最速導入するために大人の付き合いをするか、それともスルーして後から中古導入するか」を考えてみると面白いかもしれませんね。

    ま、ウチの店はおカネが無いから「お付き合い」さえも出来ませんでしたけどね……。

    (最新機種『北斗の拳 天昇』導入と書かれたポスターを壁に貼りながら気絶)

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