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YNA#149「十年にひとつの傑作でした、バイオ7」
ほんとにほんとにびっくりしたから聞いて欲しい。
「パチスロ バイオハザード7 レジデント イービル」、これがすごすぎて腰抜かしている。
単なる有名ゲームとのタイアップではなくて、パチスロとしての完成度がとんでもなかった。
そろそろ設置から1年経とうとしているんだけどいままで打ったことなくて、でも評判は聞こえてきてたんだよね。
だから打ってみたいとは思っていたんだけど、6号機というバイアスかかってるし簡単に勝てるような仕様でもなさそうだし。
そもそもぼくはパチンコパチスロのイベント狙いってのをもうずっとやってなくてさ。
コロナ以降、1~2回だよ。
でも、ようやく朝から打ちに行く気力が出てきて、先日ひさしぶりに並んでみた。
抽選結果が悪くて取れなかったんだけどさ。
ここで閃きが。
「……交換率の低い店なら適当な日でも設定1は避けられるんじゃないか?」
7枚交換のその店は、Aタイプを見る限り高設定バンバン使っている。
だから電車乗って行ってみたんだよ。
結果として、A天井食らいまくるし、ようやくぶち込んだラッシュも410枚で終わるしで、かなり負けたんだけど、それでも傑作だってがわかった。いますぐまた打ちたい。
自分は後追いだからみんなとっくに気づいていることだらけだろうけど、語らせてもらうぜ。
まず、原作となったゲームの「バイオ7」。
これって、完全な一人称視点でしょ? 主人公イーサンが目で見ている視点そのまんまね。
だけどパチスロの方は三人称視点がバンバン出てくる。
これってつまり絵を描き起こしてるんだよね? 間違ってたらごめんね。
すごくない?
原作のバトルシーンにはない「負けパターン」だけ描き起こすのがよくあるやり方だと思う。
新規でコンテンツ起こすより安く作れるからタイアップをやりたがるなんて話も聞いたことあるけど、パチスロバイオ7は惜しみなくお金注ぎこんでるのがわかる。
なんで三人称視点を加えたか考えていくと、初代リスペクトなんじゃないかと思う。
山佐から発売された5号機の「バイオハザード」ね。
ボタンが4つあって、A+ARTで、設定6が119%のあれね。
めちゃくちゃ良く打ってたなー。
ここで原作の話になるけど、「バイオハザード」っていうゲームはナンバリング3つごとにゲーム性を大きく変化させているんだよね。
1~3は三人称視点のラジコン操作、4~6はプレイヤーの背後にカメラがある視点(TPS)でアクション重視、7~8が一人称視点(FPS)でホラー路線回帰。
だから初代パチスロバイオハザードは当然三人称視点なんだけど、それのオマージュなんじゃないかなって思ってる。
実際、プレイしていて「懐かしい~」って感じるカメラアングルが良く出てきたし。
バイオ7をパチスロとしてすごいなと思ったのが、一人称視点から突然切り替わって「逃げる主人公を天井裏から狙うババア」っていうカメラになったとき。
ゲームは主人公として没頭させるために一人称固定なんだけど、このカメラによって「あ、そういえばパチスロだったんだ」と俯瞰させてくれた。
あと、ステージタイトルのアートワークが美しすぎるとか気持ち悪い笑い声とともに「MY FAMILY」という文字がわらわら画面埋め尽くすとか、BGMとSEと演出のハメ方とか、パチスロとして盛り上げるための工夫が非常に完成度高くて。
だって、ゲームはホラーだから相当静かなわけ。ほぼ環境音しかないと言ってもいい。
パチスロはぜんぜん違うもんね。
なのに、どの曲もめちゃくちゃクオリティ高くない? 不快感ギリギリのノイズギターとかあれ完全に狙ってるよね?
ただし!
実戦したホールではバラエティに1台しかないんだけど、2つ隣の「政宗3」が超爆音でタコ出ししててさ、こっちも集中したいから耳栓やノイズキャンセリングイヤホン駆使してみたんだけどどうやっても邪魔になる音量だったんだよ。
1シマ丸々バイオ7ならそこまででもなかったと思うんだけど。
だからね、私情モリモリで生放送番組を作りたいと思っている。
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