「次はファミマに期待している!」

 甘利明経済再生担当相が放ったこの掟破りの“賃上げ要求"がまかり通り、3月7日、名指しされたファミリーマートは、組合員の定期昇給に賞与を含めた年収を平均2.2%引き上ることを決定。これで、先陣を切って平均3%の年収UPを高らかに宣言したローソンや、定昇1.24%+ベア0.26%UPを謳ったセブン&アイ・ホールティングスに続き、コンビニ大手3社が足並みを揃えた格好だ。このほか、メガネの「JINS」を展開するジェイアイエヌも追加賞与などで年収6%増を発表しており、2月中旬に安倍晋三首相が経済3団体首脳に異例の要請を出してからというもの、「もしかしたらウチの会社も近いうちに……?」なんていう淡い期待を抱いている人も多いのではないか。

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