3月29日、東京地裁は、整理回収機構が強制執行(競売)を申し立てていた朝鮮総連中央本部の土地・建物について、宗教法人最福寺(鹿児島県)への売却を許可する決定を出した。過去に元公安調査庁長官を巻き込んだ詐欺事件の舞台となるなど「超」が付くほどいわく付きの物件だったが、45億円余りの高額で落札した最福寺の法主が、時に「永田町の怪僧」などと呼ばれ、安倍晋三首相とも親交のある池口恵観氏だったため、さらなる波紋を広げている。

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