【ニコSPA!政策論壇】ブロマガでは、週刊SPA!最新号発売日の朝、本誌「今週の顔」より最新の政治トピックをお届けします。

「(原発を2030年代までにフェードアウトさせるという)公約は直させます」

「オレは竹中(平蔵)って好きじゃないんだよ。アレが、こういうもん(マニフェスト)を全部書いてるんだよ」

 前者は11月30日の日本記者クラブ主催の党首討論会で飛び出した発言。後者は、同じ日に開かれた自由報道協会主催の会見での発言。その“主”は、どちらも「暴走老人」の異名をとる石原慎太郎日本維新の会代表だ。

 周知のとおり、「原発ゼロ」は橋下徹代表代行が、初期の「維新八策」に謳っていた政策の一つ。ところが、再稼働容認派の石原氏と合流した直後から急激にトーンダウン。維新と太陽の党、両党の政策合意の際には「脱原発」が明記されず、11月29日に政権公約とともに発表された“政策実例”では「フェードアウト」という表現に……。これが、暴走老人の一声でまたまた覆されそうなのだ。

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