政治の世界では、大人であっても常に子供であることを強いられる

資本主義は絶対に国家という不生産部門を必要とする。
資本主義は必ずどこかに現実化し領土化しなければいけない。資本主義は相対的脱領土化にとどまる
資本は、利潤があがるところにはどこにでも自由に動く絶対的脱領土化として自分自身を欲望している
絶対的脱領土化を求めて相対的脱領土化に帰着する、この運動を無限に反復するのが資本主義

現代思想の基本線は政治的には終わっているから、現代思想からは別のものをとりあげ直さなければいけない

民族とか系譜とか血族とかのお話でもって現体制に叛逆する南朝正統論的な従属知

アーレントは革命の「狂気」を肯定しつつ、それをあくまで「理性」的対話の空間の保持に結びつけようとした
フーコーの方は、すべてを否定して、すべてをちゃぶ台返しする叛乱の神的暴力に、希望のかけらを見ていた

ゼロの論理を駆使して、そもそも無いもの、あるいはもはや無くなってしまったものをわざわざ抑圧することで、その他のものをすべて生かしていく

「一切のことを言う自由」と「無責任の主体」、この68年の祝祭はファシズムの祝祭とどれほど異なるのか
国民の主権が空虚=誰も何も言えない

構成的権力の構成された権力からの不断の「分離」 その「不可能な試み」が野放図な暴力行使とならない保障はあるか

「主体の廃位」(ラカン)後にあえて主体が「『原因』になる力」に政治の根幹を求め、〈マルクス主義〉と〈哲学〉を結ぶ第三の環として〈精神分析〉を位置づける





技術をあっさりと忘却し、抑圧し、無視し去ることなどできない相談である、そうではなくて技術の暴力、その強制的性格から解放されるためには、技術そのものの中をくぐり抜けて行かねばならない

コンピュータが何かということを知る必要はありません、ただスイッチを入れさえすればよいのです。そうすれば後はマウスで勝手に動きますよ、と
機械言語の何たるかを知り、バイナリーコードがわかり、LispやC言語といったコンピュータの高級言語の機能の仕方、あるいはインターフェースがどうデザインされているかを知っているという状態とは、天と地ほども違う

ある思想がトランスミッションされる過程で重要な役割を果たすのは、上記のモデル図で示した「ネットワーク」のテクノロジー、つまり「メディウム(媒介項)」

カトリック性とは、生まれながらのオーディオビジュアルである
環境に智恵があるように、媒体にも精神が宿る。
人間は自分が作る道具/技術によって、作られる
社会がWebに液状化していく
近代化とは、バーチャル化の過程であり、その延長線上にバーチャル・コミュニティが存在する
モダン的なアプローチとしては、主体は「理性的/自律的」と規定されたが、ポスト・モダン的主体は「多元化/散乱化/脱中心化したアイデンティティ」

マシンから獲得される情報は、入力された情報とは別のものになる
情報の中から主体が任意に意味を組み合わせ、連結してそれを構成する自己言及性こそが、Webの本質的特性