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嫌われるインテリがこれから生きていく方法(その2)〜インテリに都合の悪い資本主義の終焉〜 のつづきです。
インテリが嫌われたくなければ、「世のインテリたちの言っていることは間違っているかもしれない」と疑うことがスタートと前回締めくくりました。
疑うことくらいなら多くの人が経験しているのではないでしょうか。
たとえば、アベノミクス。政府と日銀が一体となって様々な施策を行いましたが、頼りにできましたか? 私はできません。私は私の周りの景気が良くなってくれなければ、私の収入は増えません。アベノミクスの話を聞いていても、私の収入にはまるでつながる気がしません。
ですから自分で考える必要が出てきます。インテリの中のインテリたちが考えた施策任せにしても、自分の暮らしは変わりません。
インテリであれば、そこでただ愚痴るに終わらせることはありません。自分で考えることができます。インテリのトップたちが考えた理論に勝ることなど到底できないかもしれませんが、そこで諦めていては、インテリでない人から嫌われます。私たち普通のインテリは、実社会の中にいるのに、実社会から乖離した超インテリたちの理論をオウム返ししてはいけないのです。
今取り組み中のこのシリーズはまさにそのための研究です。
「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み(その1)
いったん、普通のお金の理論はすべて忘れ去って、「いいね!」の仕組みとお金の仕組みを比較しています。「いいね!」の方は、ロングテール理論として長年研究していますから、そこでの理論が適応できます。まだ最後まで見通せてるわけではないですが、アベノミクス政策が「効かない」ことくらいは言えるようになるのではないかと思っています。
普通のインテリは、超インテリの話を鵜呑みにするのではなく、自分たちの住んでいる実社会から目をそらすことなく観察し、それに合う理論を考えなければなりません。
それは簡単なことではないし、正しいかもおぼつかないかもしれませんが、その理論をインテリでない人がバカにすることはないでしょう。なぜなら同じ実社会に住んでいて前提なんかは共感できるのですから。
(つづく)
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: 簡単にいうと、インテリだって嫌われないためには、『自分のアタマで考えよう』ってことでしょうか。ちきりんさんの本のタイトルみたいですが。
フツクロウ: ホウじゃな。
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