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お金の奴隷解放宣言。 - キングコング 西野 公式ブログ
を拝見しました。
とても興味深い取り組みだと思います。
しかし、読んでいると、心がまったく「お金の奴隷」から解放されていません。
無料解放を決断するにはいろいろ大変なこともあると思いますが、心をお金の奴隷から解放するのにもろもろ諸事情考慮する必要はありません。自分勝手に解放しちゃえばいいのです☆
心をお金の奴隷から解放するとはどういうことでしょうか。
そのヒントは、去年
「いいね!」で学ぶ、世界一わかりやすいお金の仕組み
シリーズでもとりあげ、つい前回、2016年の「未来の普通」ランキング!でも栄えある1位としてとりあげました。
人間活動の本質は「いいね!」です。 Facebook の「いいね!」だけを指しているのではありません。ニコ動のお気に入りだって「いいね!」です。
人間有史以来、もともと活発に「いいね!」活動が行われていました。それは物々交換などの経済活動を生み出し、さらには「お金」による経済活動も産みました。
さらにはそれは、今ソーシャルでの文字どおり「いいね!」活動を生み出しています。21世紀になり、ついに人間活動の根本である「いいね!」活動が純粋な形で取り出されたのです。
私たちはこの活動をやめることはできません。ネット以外でも、近所のパン屋がおいしいよ〜とか、いいものには「いいね!」と言うし、それを聞けば、私たちは気になって仕方ありません。いわゆる口コミです。口コミという言葉は「いいね!」が連鎖することを端的に示しています。
ですから、私たち人間にとって真の景気とは、身の回りに「いいね!」がわんさかうずまくことです。なにかいっぱい「いいね!」を見つけられる時、他の人がいっぱい「いいね!」してて、それ見たら確かにやっぱり「いいね!」なとき、私たちの暮らしは楽しくて仕方ありません。
やなニュースばっかり続いて、「いいね!」を見つける時間を奪われている時は、実に景気の悪い時です。
お金による経済活動なんて、そんな人間の膨大な「いいね!」活動のほんの一面でしかありません。地方ではお裾分け文化があり、ソーシャルでは文字どおりの「いいね!」のやり取りがあり、そんな風にいろんな形で「いいね!」活動が行われています。
そんな「いいね!」活動は活発であればあるほど、社会の景気はよくなる方向です。悪いことはありません。
そして、「お金」はうまく働かせれば、この「いいね!」活動をより活発にします。「いいね!」活動が主、「お金」の経済活動は従として、その活動をサポートする役割です。
「お金」なんてそんな風に、人間の豊かな「いいね!」活動を支えるだけの存在であり、その範囲で「お金」は素晴らしいものです。
もちろん、現実の社会は「お金」がなければ生きていけないとか、「お金」が「いいね!」活動から逸脱し、悪い使われ方をしたり、「いいね!」に関係なく、「お金」で「お金」を生むような活動があるのも確かです。そのために「お金」には常に悪いイメージが付きまといます。
でも「お金」のその面に囚われてしまう必要はありません。「お金」のことを気にせず暮らしていくことはなかなか難しいです。でも、まずは心の中くらい、まずは人間の豊かな「いいね!」活動を中心に据えましょう。「お金」を心の中心に据えるなんて貧しいことです。
それが、心の『お金の奴隷解放宣言。』です。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: いわゆる一つの「襤褸を纏えど心は錦(ぼろをまとえどこころはにしき)」問題ですねw
フツクロウ: ホッホ。
ミライ: 古くて新しいというか、単にひたすら古いというか。
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