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ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実(その13)
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ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実(その13)

2015-02-07 00:15

    ミライ: さて2週間以上にわたってお送りしたゆく年来た未来2014 誰も信じない真実シリーズ、(その12)で12ヶ月全て紹介が終わりました。最後にまとめをしようと思います。


    フツクロウ: あと、紹介しきれなかったやつの。


    ミライ: もちろんです! ということで、(その1)から(その12)+1の「誰も信じない真実」リストです!


    1. 限界集落に移住する若者が増える

    2. 求められている人材はT型人材ではなく ∇型人間!

    3. グローバルな仕事の人気は低く、持続社会を目指す仕事がウケる

    4. 社会は共生共創主義である

    5. 心の病にかかる人は減る

    6. ロボットには心がある

    7. 日本人はクリエイティブ!しかし、日本人は自身をクリエイティブと思っていない。だが、それでいい!

    8. これからはバイラルメディアが主流になる!

    9. 東京は一度衰退して再び大発展する

    10. 事業はスピードではなくスロー度

    11. 社会は大正時代に作られた価値観に縛られている

    12. AIが人間のように経済活動を始める

    +1. 日本は学習達成率99%になる


    フツクロウ: こうやって並べるとなかなかのもんじゃの。


    ミライ: ですねー。これだけ並べれば堂々と「誰も信じない真実」と言えるのではないでしょうか。

     そういえば、バイラルメディアの件、Buzznews が閉鎖しましたね。


    フツクロウ: ホウじゃな。需要はあるが、どんな風に運営していくかはこれからまだ紆余曲折があるかもしれんの。


    ミライ: 目が離せませんね。さて、では残った +1。10月11月あたり、学習に関する話題がたくさんありました。そこから出た話です。

    日本は学習達成率99%になる

    お願いします。


    フツクロウ: ホイきた。まずはその言葉の意味を説明せんとあかんの。大学入試改革で「達成度テスト」が検討されるなど、従来のような1点刻みで優劣を競う方法には限界がきておる。今学校で学んでいるような知識や決まった技術で解ける問題は、どんどん対策が進んでいわゆる受験対策をすれば解けるようになってしまう。

     つい最近も世界史で悪問奇問がなくならないという指摘があった。

    【日本の議論】悪問奇問なくならぬ「入試・世界史」…あまりにマニアック「作問者の良心問われる」批判も  - 産経ニュース  

     普通の問題では全部解かれてしまって差が出ないが、差が出てしかもいい問題を作るのが難しくなっておるんじゃの。


    ミライ: 教科書の範囲であれば、優秀な学生なら完全に押さえてきそうですもんね。


    フツクロウ: ホウじゃ。じゃから、「教科書」の範囲は、「達成度テスト」というこれくらいはできてねという目安くらいにして、あとは他の指標を導入していこうというわけじゃ。


    ミライ: 従来の詰め込み型学習を評価する部分は減らそうということですね。


    フツクロウ: ホノ通りじゃ。そしてこの流れが小中高にもくるということじゃ。日本の識字率は99%以上と言われておるの。


    ミライ: はい。


    フツクロウ: それは、ある程度読み書きできれば、識字できるということで、どれくらい読み書きできるか、漢字を何個知っとるかは関係ない。


    ミライ: それは甘すぎるって、最近「機能的非識字」という考え方が出てきているようですけどね。


    フツクロウ: ホホホ。よう知っとるの。

     じゃが、今行われている「全国学力テスト」は平均点を争っておる。全員が一点でも高い点を取るよう学校での勉強が増やされておる。

     しかし、これを読み書きにあれられたらどうじゃ、識字率ならぬ漢字力平均点なるものを導入して、全員が1文字でも多く漢字を覚えさせられるとしたら。


    ミライ: そんなの意味ないですね。社会に出るのにはそこそこ出来てればいいですから。


    フツクロウ: まったくじゃ。そして学校の勉強は今そういうものになってきとるんじゃ。ある程度は理解しなければいけないが、そこから先は一点増やせば、大人になって有利というものでもない。そんな時間があったら、もっと他の能力を伸ばさなければならない、そういう時代に入ってきておるんじゃ。


    ミライ: 学校の勉強ばっかりできてもだめって、みんないいますもんね。


    フツクロウ: ホウじゃ。じゃから、社会が目指すものも変わるんじゃ。目標は、義務教育の内容がある程度できる子を増やすことじゃ。学習達成率を99%にすることじゃ。


    ミライ: 目標はわかりましたけど、今の学校の仕組みでできないような気が……。


    フツクロウ: 確かに、そこからはいろんな問題がある。しかし、eラーニングが革命を起こしつつある。子供の進度に合わせた学習、さらには子供が思わず熱中するような学習、いわゆるゲーミフィケーションじゃな、そういうのが爆発的に進化し始めている。


    ミライ: すごいですよね。DragonBox, えいぽんたん、英語物語、どれも遊んでればいいですもんね。


    フツクロウ: それは小さな子でもできるし、はまれば中学生が習うようなことでも、できたり覚えたりできるようになる。そやって、楽しいところからやっていけば、「義務教育の内容がある程度できる」くらいなら、あっという間にできてしまうことも増えるじゃろう。


    ミライ: なんでも、熱中したらあっという間ですもんね。


    フツクロウ: じゃな。効率が圧倒的に違う。子供の宿題の様子を見ておると、10分でできることでもうだうだと何時間もかかることがある。しかし、実際に宿題をしているのはやはり10分そこそこ。その他の膨大な時間を無駄にしながら、いやいや宿題するわけじゃ。さらに、その勉強をしている10分そこそこでも、ゲームのように熱中してやっていれば何倍にも効率がいいじゃろう。何十倍も差が出るわけじゃ。


    ミライ: その効率で勉強できれば、数年分の勉強を1年でやるのもわけないですね。


    フツクロウ: ある塾の先生たちが、子供の国語力の低下に危機感を持っていて、分析していくに、「趣味がないからではないか」と仮説を立てているそうだ。


    ミライ: 趣味ですか?


    フツクロウ: 今の子供は学校や習い事で忙しくて、趣味に没頭できん、そういうところで本来膨大な量の大人が読むのと同じような文章を読んだりする機会があったはずなのに、それがないんじゃないかというんじゃな。

     
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