閉じる
閉じる
×
いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。
(2015/6/12追記: これ読んだ人から「点字ブロックは開けておかないといけないのかも」という可能性を教えてもらいました。なるほど、そういう理屈はあるかもしれません。引き続き気にしていきます)
これ多分20年くらい前から思ってるんですけど、駅のホームで「危ないですから黄色い点字ブロックより下がってお待ちください」ってアナウンスするのおかしいですよね。目の見えない人は黄色い点字ブロックの上で待つわけですから、そこは危ないと言うのはホームとしておかしいわけで。
それなりにささいなことなので、20年くらい前からまあ悶々とするくらいだったんですけど、数年前だと思うんですが、その上に立っていた人がいたらしくて、かなり激しい口調で「ほら、そこ危ないから下がって!!」と諌めるアナウンスがあったことがあり、それが目の見えない人やったらどうすんねんと憤ったことがあります。
似たような表現に「黄色い点字ブロックまで下がってください」というのがあって、これはまあ上に立っているのはいいと思われる表現ではないかと思うのですが、そう書かれているホームでも、駅の係員さんが点字ブロックの上に立ってる人を注意したりします。
完璧なのはまず白線あるいは白い点線があって、その内側に黄色い点字ブロックがあるところです。そこでは「白線まで下がってお待ち下さい」と書かれたり言われていて、線の幅が狭いこともあって、踏むくらいなら注意も受けないと思います。(あ、いや、白線あるのに「黄色い線まで下がって」と言ってたところはあった気がします)
でもそこまで広くとれないせいか、白線がないところも多く、点字ブロックでその機能を兼ねているところでは、踏んでいいのか悪いのか、なんだかごちゃごちゃし始めるのです。同じ駅でも係員によるかもしれません。
私自身は、これ言われたら食ってかかりそうな気がするので、絶対避けるので、直接言われたことはないんですが、他の人に言ってるのを聞いてもいい気がしません。
そして、それがもし点字ブロックを必要とする目の見えない人だとどんな思いをするんだろうと心配になります。穏やかなアナウンスくらいならまだいいですけど、もし怒鳴られたらとか。
20年のもやもやを今書いてるのは、ちょうど似た問題が出たからです。
補聴器使用者の自転車を警官が止める件 - Togetterまとめ
6月から自転車のルールの運用がより厳しくなりました。そうすると補聴器をつけて自転車に乗っている人も警官に止められてしまうわけですが、まあそれはとりあえず仕方ないとしても、「紛らわしいから外して乗って」と本末転倒なことを言われたというのです。
警察の立場もわからないでもないし、安易なことすると「補聴器です」と嘘ついてイヤホンする人もいるかもしれませんから、これはこれでとても難しい問題です。でも、補聴器つけないと危ないからつけてるのに、外せっていうのは、解ではないでしょう。
ホームの点字ブロックにしても、実はホームが狭くて、確かに点字ブロックより下がったほうがいいかなと思うところもあるのですが、それはつまり目の見えない人には非常に危険なわけで、大問題です。
まあでもそれは一部で、私が昔から見ている限り、広いところでも駅係員の判断で点字ブロックの上に立たせないところはあり、それはやめて全国同じ基準にしてくれないかなあと思います。
目の見えない人だけでなく、外国人にもわかりにくいと思うんです。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。