いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。
先日岡山市の造山古墳に行ってきました。
造山古墳は5世紀前半に作られた巨大古墳で、全国で4位の規模、自由に入れる古墳としては日本最大です。
私は京都で育ちました。日本の歴史の象徴となる街です。その後住んだのは東京やアメリカということで、私の日本史感は平安時代からが中心でそれより遡ってもせいぜい奈良時代。
が、福山に引っ越してはや4年。だんだん周りに古いものがたくさんあることに気づきました。その一つが古墳。福山にもたくさんあるようです。
ということで、日本最大級の古墳が車で1時間かからないところにあるということで、行ってきたわけです。
いやー、古い。作られたのは5世紀前半。「日本」という国の名前が決まる200年以上も前、 聖徳太子より100年以上も前! 京の都より、随分古いっ。
そしてなんといっても感動したのは、周りの風景でした。
のどかな田園風景なのです。
建物や道路がごちゃごちゃないので、「うわ、この古墳ができた時から、景色あんまり変わってなさそう」なんです。
京都には素晴らしい寺社はたくさんありますが、この景色はありません。
奈良の古墳など、同じような田園風景を楽しめるところは他にもありそうですが、自由に入れる最大の古墳ですから、これは隠れた超級歴史スポットではないでしょうか。観光客あまりいませんから、古墳の上から古代のを景色をどっぷり妄想するがいいと思います!
それにしてもどうしてこんな巨大な古墳の周りにこのような昔ながらの景色が残っているのでしょうか。
それには、中国地方の不思議な地形が関係していると思っています。