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『NEWSを疑え!』第358号(2014年12月22日特別号)
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【価格】1,000円/月(購読料のうち半分は、研究所の活動に対する維持会費とお考えいただき、ご理解をいただければ幸いに存じます。)
【発行日】2014/12/22
【発行周期】毎週月曜日、木曜日
【次回配信予定】12/25
【年末年始のお知らせ】
下記期間は年末年始のため、メールマガジンの配信をお休みいたします。
休業期間:12月26日(金)~1月4日(日)
年始は1月5日よりメールマガジンを配信いたします。
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【 メールマガジンが届かない場合】
プロバイダ・メールサービス側で、迷惑メールに振り分けられていないかご確認ください。
・PCメールの方は迷惑メールフォルダをご確認ください。
・携帯電話の方はドメイン指定受信(特定受信許可・受信拒否)等ご確認ください。
改善されない場合は以下『ニコニコヘルプ』のページをご覧ください。
http://faq.nicovideo.jp/EokpControl?&tid=11115&event=FE0006&searchToken=1340075532021
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【今回の目次】
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米海軍、無人艦載ヘリを大型化
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・沖縄米軍基地をめぐる数字の見え方(小川和久)
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◎テクノ・アイ(Techno Eye)
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・米海軍、無人艦載ヘリを大型化
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
2020年代後半の米海軍は、戦闘艦艇308隻の6分の1を、沿海域戦闘艦(LCS)と小型水上戦闘艦(SSC)が占めることになるが、この二種類の艦艇の能力は、搭載する無人ヘリの能力にかかっている。
しかし、配備中のMQ-8B無人ヘリは小型機ゆえの限界が明らかになっており、それを補うMQ-8C無人艦載ヘリの開発が進められている。
沿海域戦闘艦(LCS)の有事の任務は、対艦ミサイルの脅威が低い海域で、機雷、ディーゼル潜水艦、高速艇といった非対称的な脅威(米軍にない戦力)を捜索し、排除することである。
米海軍は単胴型のフリーダム級と三胴型のインディペンデンス級を並行して調達している。両方とも満載排水量3000トンで、MH-60R/SヘリとMQ-8B無人ヘリを2機ずつ搭載できる。両級ともすでに2隻ずつが就役し、さらに8隻ずつが発注されている。当初は52隻の調達が計画されていた。
機雷、潜水艦、水上艦艇という3種類の脅威に対し、モジュール化された兵器システムを数日で換装することによって、船体の運用と兵器システムの整備を効率化できるというのが、LCSの最大のキャッチフレーズだった。しかし、任務別モジュールの開発が遅れたうえに、海外派遣中のモジュール交換には最大29日もかかることが明らかになり、国防総省はLCSの調達を32隻で打ち切ることになった。
国防総省は、新たな小型水上戦闘艦(SSC)を20隻調達するための設計を2014年に公募したが、結局、LCS(両級)の対水上・対潜兵器と船体を強化した設計を採用することになり、12月11日に発表された。
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