第401号(2015年6月4日号)

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 ■小川和久の『NEWSを疑え!』
 ■第401号(2015.6.4)

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【今回の目次】 

◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆参謀本部という「頭脳」組織
◆日露戦争は日本の参謀本部の勝利
◆世界のモデルはプロイセン参謀本部
◆権力者が参謀本部を弱体化させた
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・米国の対北朝鮮サイバー攻撃
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・米兵の大半は発砲しなかったという神話(西恭之)
◎編集後記
・一般論で国会質問するな!

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◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)

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◇◆参謀本部という「頭脳」組織

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川 和久

Q:3号前のメルマガ(5月14日号)は、「自衛隊の幹部」と「幹部自衛官(こちらが正式名称)」の話でした。「軍の幹部」で連想するのが「参謀」や「参謀本部」です。今回は、参謀本部の話を聞かせてください。

小川:「私は30年あまり前から、日本という国を『頭脳なき国家』と呼んできました。日米の政府やシンクタンクを長期取材して『「頭脳なき国家」の悲劇』(1993年、講談社刊)という本を書いたこともあります。それでも戦前の日本には、国家の『頭脳』あるいは『頭脳もどき』といえるものがありました。それが陸軍の参謀本部です」