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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「僕たちの世界は、戦国時代に突入した」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「僕たちの世界は、戦国時代に突入した」

2017-02-03 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/02/03

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、岡田斗司夫ニコ生ゼミ1月8日配信「『真田丸ロスに応える戦国オタ話』ゲスト:房野史典」の内容をご紹介します。
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    岡田斗司夫ニコ生ゼミ1月8日配信の内容一覧

    僕たちの世界は、戦国時代に突入した

    岡田:有限ゲームと非有限ゲームというのがあるんですよ。

    房野:なんですかそれ?

    岡田:つまり、将棋みたいに盤面が全部見えているゲームを有限ゲームというんですよ。そうじゃなくて、端っこが全然見えない、こっから先がどうなるのかわからないのが、非有限ゲーム。
     ゲームの最適解が違うんですって。有限ゲームの場合、おっしゃっていたように、有能であることが良いとは限らないんですね。そうであるよりは、トラブルがないことの方が重要。

    房野:ほー!なるほど。

    岡田:つまり、団地みたいなところでは、近所でいさかいを起こさない方がいいと。
     そうじゃなくて、これから先どんどん発展していって人口がどんどん発展しているような村では、多少えぐいことをやっても、ちゃんと稼げるような奴の方が大事。

    房野:そうですね、なるほどなるほど、その違い。

    岡田:だから、家康は早いうちに、朝鮮出兵の無駄を知ったんでしょうね。この世界が非有限ゲームであって、朝鮮、明に攻め込めるような世界戦略があるのだったら、俺だって有能なやつを跡取りにする。でも、この日ノ本は統一されてしまって、有限ゲームになった。

    房野:なるほど、非有限から有限に。

    岡田:ここんところ10年くらい経済界では、グローバリゼーションで世界中の人が豊かになりましょう。そのためには、貿易ルールとかを統一しましょうと言ってきたけど、それはこの世界が有限だと思っていたからですよ。
     だけど去年あたりから、トランプ大統領とかドゥテルテ大統領とかプーチンとか、ムチャするヤツが出てきた。
     どうしてかといえば、ネットという第7大陸が発見されてしまったから。地球とほぼ同程度の大陸が発見されたので、経済がこれからどんどん伸びていくだろうから、いわゆるならず者の時代にもう1回突入したと。

    房野:なるほど、はー、そうなってるんですね。

    岡田:そういう考え方もできる。僕らが今生きている歴史だから、最終的にどっちが勝者かわからないんですけど。

    房野:そうですね。

    岡田:たぶん家康は早いうちに、非有限ゲームじゃなくて有限ゲームだと気づいたんでしょう。具体的に言えば、与える土地もなければ、恩賞もない、位も限界がある。有能な奴、武功を立てた奴が上に上がるゲームは終わって、あとはこのまま我慢して生きてくださいと。

    房野:我慢して、ただただ持続させる。はー。なるほど、その理論だったんだ。

    岡田:僕らが今生きているのは、その有限ゲームの世界から非有限ゲームの世界への境目です。僕は去年あたりから、乱世に入ってきたって言ってるんですけど。

    房野:マジっすか。でも、そんな感じするな。

    岡田:なので、芸人として、ここら辺のポジションやったら食えるっていうのが、全部崩れていって、ネット番組にも出ないといけないし。

    房野:そうそう。

    岡田:芸人も絵本作家にもならないといけないしね。

    房野:絵本作家にもなるし、歴史の本も書くし、もうすごいですね、乱世は。

    岡田:これまでの有限ゲームで生きている人からしたら、武士らしくないとか、そういうふうに言われるんですよ。芸人らしくないとか。

    房野:そうでしょうね。なるほどなるほど。日本の高度経済成長期もそうですけど、社会が成長するのと持続するのでは、まるで違いますんもんね。

    岡田:僕の場合、どんどん伸びている時代、高度経済成長期が子どもの頃にあったから、非有限ゲームの方に慣れているんです。

    房野:そうか!

    岡田:この30年くらいの閉塞感のある有限ゲームの方が、生きにくかったんですよ。正直いって。

    房野:すごい! じゃ、岡田さんと同世代の方って、非有限を目の当たりにしてる世代ってことですね。

    岡田:こっから先、会社がバンバン、倒産すると、僕らは元気になるんですよ。よっしゃー!(笑)

    房野:それはそれで、「うん?」とはなりますけど、そうか、そうですよね。全然違いますよね、今の日本と。

    岡田:全然違います。だから、若い子らと話していると、みんな就職したがるじゃないですか。あれが、アホみたいに見えてきて。

    房野:あー、でもそうかもしれない。

    岡田:何考えてるんだと。この非有限ゲームになっていく世界で就職したがるというのは、新選組が最後の最後まで仕官したがっていたのと同じなんですよ。これから先の日本は、開国して株式会社が生まれる時代になってるのに。
     なんで今さら、武士になりたがるんだと。美学としてならわかるけど、就職したがる若い人を見ると「あかんでそれ」と思ってしまう。お前ら、みんな五稜郭で、死ぬ気か(笑)。

    房野:あはは。全員、土方になりたい。

    岡田:全員、土方になりたい(笑)。

    房野:すごいな。重なりますね。そういうのと。

    岡田:重なりますね。信玄なんかの有能な家臣団の一員になりたい。

    房野:なりたい。

    岡田:わかるわ〜。

    房野:やっぱり僕は、チームでやってる感が、好きなんですよ。家康もチームというか、昔から苦労した人たちがそのまま上がってきた家臣団だから。僕の予想ですけど、みんな仲良かったんだろうなって。うん、そこは憧れますね信玄や家康に。

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