岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/03/01

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/02/05配信「山田玲司先生に聞く マンガのドラマ化って、なぜ原作レイプになっちゃうの?!」の内容をご紹介します。
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2017/02/05の内容一覧

山田玲司なら『君の名は。』はどうマンガ化する

岡田:本編で聞けなかったんだけど、そうそう、『君の名は。』と『この世界の片隅に』の感想を聞いてみたかったのよ。まず『君の名は。』はどうですか?

山田:「震災というテーマを、見事に、綺麗にやったよな」っていうのと。あと、岡田さんが言っていた「東京都内を綺麗に映す」っていう部分、僕はあれ、本当に“地方から見た東京”、“憧れの東京”だったと思うんですよ。僕は『るるぶ』だと思うんです。JTBが作ってる『るるぶ』。

岡田:あ、言える。『るるぶ』だ。

山田:だから、“るるぶ映像”。「夢の東京! 東京で暮らす夢が完成!」みたいな。
 一方で、田舎のほうをどう描いているかっていうと、“ジブリとしての田舎”。だからあれは「ジブリ世界に隕石が落ちてきてなくなっちゃう! その前に駿を助けろ!」みたいな感じにもちょっと見えて。あそこにあるエッセンスが、非常にジブリっぽいっていうか。
 まあ、当たった理由はもう、絶対一つだと思うんですけど。「朝目覚めたら、わけもなく涙が出てた」っていうのは、みんな、大きく頷いたと思うんですよ。「この悲しみはなんじゃい!?」「俺はこのまま童貞のまま死ぬんかい!?」みたいな(笑)。
 みんな「そんなんいいっすよ! 女とか面倒くさいっすよ!」とか「いやあ、もうやめてくださいよ。リア充とか勘弁してくださいよ」って言ってるんだけども、朝起きたら「なんで涙が……?」って(笑)。

岡田:切り込むなあ(笑)。

山田:だから、「新海ふざけんな!」って言っているその裏に、もしくは「恋愛、オワコンだね」って言っている裏には……その、腐女子の人たちもね、「私はこのまま尼のように生きていきます」みたいな人たちも本当は、ふと涙を流しながら起きている、みたいな気分が、あの冒頭でガツーンと掴めてるんだと思うんですよ。
 しかも、作家主義に落ちないでラストをちゃんと幸せに救っている。そういうところが、あの映画の最高の売りだったんだろうなと。

岡田:恋愛ものとしては、どうですか?

山田:恋愛ものですか。「懐かしいなー」と思いました。80年代のあの頃のテイストを利用していて。逆に、男女の機微があるかというと、ちょっとそういうことではないよなと。むしろちょっとSFに寄っていますよね。

岡田:寄ってるね。

山田:主人公の男の子には、あんまり入れませんね。

岡田:あはは、確かに(笑)。

山田:「お前、なんなんだよ!?」「建築家? はぁー!?」っていう。あの、瀧君ですか(笑)。 “元気チューニング”って言ってるんですけど、なんか本当に、プロデューサーの川村元気さんのやったいろんなチューニング。今の人たちが本当に求めてるものを感覚的にわかってますね、プロデューサーが。

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