岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/07/25

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2016/08/28配信「宮崎駿ジブリ映画総評価~『風の谷のナウシカ』から『もののけ姫』まで」の内容をご紹介します。
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2016/08/28の内容一覧

宮崎駿とガイナックスの山賀博之が『オネアミスの翼』について大喧嘩?

山賀監督と宮崎監督がオネアミスについて半ば口論に近い対談を行った、といったことがWikipediaに書いてありました。

 何でも書いてあるなあWikipedia。

気になって仕方がありません。詳細をご存知でしたら話してください。

 口喧嘩、したした。
 『キネマ旬報』の対談で、山賀が大笑いしながら帰ってきて、「宮崎さんと大喧嘩ですよ」っていうことで。
 宮崎さんが「『オネアミスの翼』すごい。もう土下座だ。まいったと思った。だがしかし、一か所、納得がいかないところがある。それは大人たちが簡単に諦めることだと。大人たちが簡単に『打ち上げは諦めよう』と言って、若者たちが『まだやるんだ』と言うと。お前いい加減にしろと。大人をなめてんのか」と。
 いうふうに言われて、山賀は山賀で「いや、大人が簡単に諦めるから、俺たちだけでアニメ作るしかなかったんですよ」というふうに目を見てはっきりと言って。その後は微妙に醜い言い争いがあったそうですけれどもですね(笑)。
 そこは『キネマ旬報』に載ってないそうです。

 たぶん、両者ニュアンスが食い違ったんでしょうね。
 つまり、ドラマの中でそんなに簡単にあそこまでリアルに積み上げていって、っていうのは、宮崎さんは『オネアミスの翼』の頃の宮崎さんっていうのは、『ナウシカ』から『ラピュタ』ぐらいのところで、まだ子供向けのアニメっていうのを意識したので、単純な悪役と単純ないい役っていうものの範囲に縛られてるんですね。
 なのでオネアミスの翼の中に出てくる、善でも悪でもないリアルな人物像っていうのにもかかわらず、「クライマックスで諦める大人」と「頑張る若者」っていう単純さが、「そこはちょっと違うだろ」というふうに言ったと。
 あともうひとつは、宮崎さんは、なんであそこでアメリカ式の垂直ロケットなんだと。ここはもうロシア式の、ロシアの『宇宙飛行』っていう1930何年の映画があるんですけど。
 それに出てくる、斜めのレールに乗ったロケットで1段目、2段目、3段目というのがあって、1段目のロケットに友達が乗ってて、「いけー、シロツグ、俺たちをお前を頑張るぞ」って言って、戦争で撃たれながらも1段目ロケットに乗ってる友達が、「いけー」って言って、1段目ドーン。
 2段目のロケットのところには宇宙開発やってるじいさんたちが乗ってて「シロツグ、わしらの代わりに行くんじゃー。わしらはこっから先、どっかの島に不時着して生きていくから大丈夫だあ」2段目ドーン。
 っていうふうに上がったら、もっと盛り上がったっていうふうに宮崎さんに言われて。
 山賀は「じゃあそれを自分で作ってください」っていう、なんでそんな監督同士で話してるのに、言っちゃいけないことをお互いに言うのか。
 片一方はいい年して、こうすればよかったって言うし、片一方は若いのに年寄りに向かって、じゃあお前が作れって言うっていうですね。
 まことに両者は、と思うんです。大人げない対談をしたそうです。いいのかな。

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